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ベン・フォールズが選ぶ「音楽ファンなら持っておきたいピアノ・アルバム10選」

2023/06/06 17:49掲載
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Ben Folds, photo by Alysse Gafkjen
Ben Folds, photo by Alysse Gafkjen
ベン・フォールズ(Ben Folds)が選ぶ「音楽ファンなら持っておきたいピアノ・アルバム10選」。米サイトconsequence企画

■Joni Mitchell - Blue
必聴曲「My Old Man」

「最初は、ピアノが本格的なポップミュージックの楽器として活躍したクラシック時代から。もうそこには戻ることはない。だから、この時代のものを選ばないわけにはいかない。ジョニ・ミッチェルの『Blue』をピアノ・アルバムとして気に入っているのは、完全にピアノではないこと。彼女は他の曲で他の楽器を演奏しているけど、基本的には主要な伴奏楽器1つと彼女の声なのです。決して、他の音を求めていない。たとえば、“My Old Man”という曲は、ピアノ演奏が完全に完璧だと思う。ピアノがオーケストラであり、バンドであり、多くのポップスのピアノのようにただ切り刻むだけでないところが素晴らしい。実際、とても創意に富んでいる。この曲の中には、不協和音の箇所がいくつかあるけど、それは心を揺さぶる小さな瞬間、つまり小さな傑作の瞬間なんだ」



■Randy Newman - Randy Newman Live
必聴曲「I Think It’s Going to Rain Today」

「ニューヨークのThe Bitter Endでのランディ・ニューマンのライヴです。バンドを維持しているけど、これらライヴ中のピアノ・ソロということで、録音されることをあまり考えていなかったに違いない。僕はもともとランディ・ニューマンの大ファン。このアルバムが最初の出会いというわけでもないのに、これを選ぶというのは特筆すべきことだと思う。第一印象って大きいと思うからね。ライヴ・アルバムを聴くと、普通は“自分の好きな曲がスピードアップしている”と感じるものだけど、でもこれは...もし僕がランディのボスで、宇宙ステーションに1枚送らないといけないとしたら、このアルバムを選ぶと思う。彼のベストアルバムというわけではない。クリエイティビティだけでなく、ある出来事を垣間見ることができる。レコーディングでは、それが失われることが非常に多いと思うんだ」



■Regina Spektor - Soviet Kitsch
必聴曲「Poor Little Rich Boy」

「正直なところ、後の時代の音楽の方が(選ぶのが)難しいので、探していた。トーリ・エイモスのアルバムを10枚選ぶのは簡単なんだけど(エイモスは本当に大好きで)、レジーナに譲ることにしました。彼女がいなければ、僕はここにいない。彼女は超天才。レジーナの『Soviet Kitsch』は、とても生々しい。必聴曲は“Poor Little Rich Boy”にしよう。彼女はピアノとドラムスティックを同時にスツールの上で演奏している。普通ではありえないことだと思うんだけどね。彼女はとんでもない変人なんだ、最高の意味でね」



■Elton John - 17-11-70
必聴曲「Take Me to the Pilot」



■Margo Guryan - The Chopsticks Variations
必聴曲「Chopsticks (they’re all “Chopsticks”)」



■Alfred Brendel - Complete Mozart Edition: Piano Concertos (Box Set)
必聴曲「Piano Concerto Number 21」



■Wilhelm Kempff - Beethoven: Complete Piano Sonatas Nos. 1-32
必聴曲「Pastoral Sonata Number 15」



■James Booker - Junco Partner
必聴曲「Junco Partner」



■Duke Ellington - Masterpieces By Ellington
必聴曲「Mood Indigo」



■Ramsey Lewis - Goin’ Latin
必聴曲「Hey Mrs. Jones」



詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://consequence.net/2023/06/ben-folds-favorite-albums-crate-digging/2/