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ジョン・コルトレーン&エリック・ドルフィー 61年8月NYヴィレッジ・ゲート公演の未発表ライヴアルバム発売 1曲試聴可

2023/06/01 17:22掲載(Last Update:2023/06/02 17:55)
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John Coltrane with Eric Dolphy: Evenings at the Village Gate
John Coltrane with Eric Dolphy: Evenings at the Village Gate
ジョン・コルトレーン(John Coltrane)エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)。2人の天才が1961年8月にニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあった伝説的なクラブ「ヴィレッジ・ゲート」のステージで繰り広げたパフォーマンスの模様を収めた未発表ライヴ音源が、最近ニューヨーク公共図書館で発見されました。アルバム『John Coltrane with Eric Dolphy: Evenings at the Village Gate(邦題:ヴィレッジ・ゲイトの夜)』として7月14日に発売されます。リリース元はImpulse! Records。このアルバムから「Impressions」が聴けます。

編成は

ジョン・コルトレーン(ss, ts)
エリック・ドルフィー(fl, b-cl, as)
マッコイ・タイナー(p)
レジ―・ワークマン(b)
アート・デイヴィス(b) on アフリカ
エルヴィン・ジョーンズ(ds)

アルバムには、コルトレーンの作曲による「Africa」(アルバム『Africa/Brass』収録)のスタジオ録音ではない唯一の音源も収録されています。

米NPRによると、この音源が発見された経緯は以下のとおりです。

ヴィレッジ・ゲートには当時、リチャード・オルダーソンという野心的な若いエンジニアが設置した最先端のサウンドシステムがありました。ある晩、コルトレーンの演奏中に、オルダーソンは、ステージの上に吊るされた1本のRCAリボンマイクと、オープンリールのテープレコーダーにつながれたラインを使って、バンドの演奏を録音し、システムをテストすることにしました。しかし、そのテープは決して公開されるものではなく、また無許可のものであったため、オルダーソンはそれを公表することはありませんでした。その後、ニューヨーク公共図書館の一つ、パフォーミングアーツ図書館に収蔵され、最近になってボブ・ディランの資料保管者によって再発見されました。



■『John Coltrane with Eric Dolphy: Evenings at the Village Gate』

1. My Favorite Things
2. When Lights Are Low
3. Impressions
4. Greensleeves
5. Africa