Larry Graham (Image credit: Photo by Paras Griffin/Getty Images)
スラップ奏法の生みの親、名ベーシストの
ラリー・グラハム(Larry Graham)は「5弦ベースを弾くのは大好きだけど、ライヴでは使わない」という。なぜライヴでは使わないのか、 Bass Playerのインタビューの中で話しています。
グラハムは、サンシャインの愛称で親しまれる4弦のムーンベースから離れることはほとんどありませんが、それに合わせた5弦のムーンシャインも持っています。
「5弦ベースは大好きだよ。ライヴでは使わないけど、レコーディングで使ったり、プリンスやチャカ・カーンなど他のアーティストとの演奏で使ったしたりしている。
ライヴで演奏するときはオートパイロット(※自己認識なしで行動する認識状態)になっているんだ。ベースは僕の体の延長線上にあるので(ライヴの時はベースについては)考えてはいない。観客を楽しませ、歌って、あちこちに動くことをもっと考えている。もし5弦にすると、自分のしていることをもっと考えなければならないし、そうなれば、ただ楽しませることに集中することはできなくなる。僕がどんな役割なのかによって、本当に変わってくるんだよ」