シンプリー・レッド(Simply Red) のフロントマンである
ミック・ハックネル(Mick Hucknall) は「僕の人生を変えた10曲」を発表。MusicRadar企画。ホテルのプールサイドでキース・リチャーズと過ごした時間についても振り返っています。
1. Strawberry Fields Forever - The Beatles (1967)
「傑作。すべてを変えた...スタジオで何ができるかという考えを変えた。音楽で何ができるかという考えを変えた」
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2. Good Vibrations - The Beach Boys (1966)
「“Strawberry Fields Forever ”について言ったことは、すべてこれにも当てはまる」
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3. Space Oddity - David Bowie (1969)
「これも!60年代後半は、なんと素晴らしい時代だったんだろう。象徴的で、ゲームを変えるような曲が絶え間なく流れていた。これを初めて聴いたとき、僕はまだ幼い子供だったけど、足が止まってしまった。涙が出そうになったよ」
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4. Sympathy for the Devil - The Rolling Stones (1968)
「前作『Their Satanic Majesties Request』で受けた打撃の後、ストーンズは真剣に考え直した。そして、彼らがそうしたのは正しかった。あのアルバムは、Sgt Pepperのパクリ以外の何物でもなかった。これは、彼らが脱皮し、自分たちのサウンドを見出したものだ。そして、世界で最も偉大なロックバンドとしての地位を確立したんだ」
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5. There Stands the Glass - Jerry Lee Lewis (1969)
「確かに彼は騒ぎを引き起こす人で、足元を揺るがすようなこともあったが、ジェリー・リーのように惨めさと心の傷を表現できる歌手はそう多くない」
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6. So What - Miles Davis (1959)
「このアルバム(『Kind Of Blue』)全体について多くを語ることはできないが、音楽は未来へ向けて大きく飛躍する」
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7. Improvisation on the Theme - Ravi Shankar (1960)
「ラヴィはここ数年、僕の目覚まし時計になっている。彼の全カタログをシャッフルに入れ、毎朝最初に聴いている。ラヴィが一日を迎える準備をさせてくれないなら、何もできないよ」
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8. A Hard Day’s Night - The Beatles (1964)
「ちょっと手抜きかな?ビートルズの曲を2曲も入れてしまった。僕にとっては、これが彼らのピーク時のポップスなんだ。アルバム全体が2分半の完璧なポップソングで構成されている。巧みに作られ、感情に満ち溢れている」
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9. Keep On Dubbing - Augustus Pablo (1976)
「キースと過ごした午後をいつも思い出させてくれるから、これを入れざるを得ないね。
(ロサンゼルスの)ハイアット・サンセット(ホテル)に泊まっていたら、ある人がキースもそこに泊まっていると言った。その日のうちに電話が鳴って“へっへっへっ、オイ、ックネル。裏のプールサイドにいるぞ”とだけ聞こえた。バン、受話器が落ちた。ショートパンツを履いてプールに駆け込むと、そこに彼がいた...。 寝室の窓から巨大なスピーカーがぶら下がっていて、オーガスタス・パブロの『King Tubbys Meets Rockers Uptown』を流していた。
彼が僕のことをどう思っているかはわからない。彼は僕のことを、本物の音楽を知らない、80年代主流のクソ野郎(僕ではなく、彼の言葉です!)の一人だと思ってるかもしれない。でも、僕がオーガスタス・パブロ、Tubby、U-Roy、スクラッチ・ペリーなどのことを話し始めると、突然キースの耳がピクリと動いた。つながりがあったんだ(ハックネルは生粋のダブ/レゲエ・マニア)。
次の瞬間、僕は彼にマリフアナたばこを渡すと、キースは“オイ、ックネル。リトル・ウォルターはどうだ?!と言った。僕が大好きなアーティストだった。彼はウォルターのアルバム『Hate To See You Go』をかけて、それでおしまい。午後はずっと、僕と彼だけで、マリファナを巻いて、ブルースやレゲエの話をした。僕とキース・リチャーズだけでね!」
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10. Holding Back the Years - Simply Red (1985)
「自分の曲を挙げると怒られそうだけど、僕の人生を変えた曲といえば、この曲は外せない。
シンプリー・レッドはレコード契約を結び、ファースト・アルバム『Picture Book』をリリースし、シングル“Money's Too Tight (To Mention)”のヒットもあったけど、最初の成功の急上昇が本物のキャリアに変わるという保証はなかった。“Holding Back the Years”をリリースしたとき、イギリスのチャートでは51位にしか入らなかったことも忘れてはいけない。でも、翌年に再リリースしたら...全英2位、全米1位、さらにグラミー賞にもノミネートされた。その時、僕たちは何かを掴んだと確信したんだ」
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https://www.musicradar.com/news/simply-red-mick-hucknall-beatles-stones