HOME > ニュース >

マイク・オールドフィールド『Tubular Bells』50周年 「当時はヴォーカルがないなんてクレイジーだ、失敗すると言われた」

2023/05/28 19:26掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Mike Oldfield / Tubular Bells
Mike Oldfield / Tubular Bells
2023年5月、マイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)のアルバム『Tubular Bells』が発売から50周年を迎えました。オールドフィールドは50年前を振り返り、ヴォーカルなしのインストゥルメンタル作品の構想は「クレイジー」だと言われ、「ヴォーカルが必要だと言われ続けた」と、英Prog誌の新しいインタビューの中で話しています。

「このアルバムがどう評価されるのか、まったく想像がつかなかった。僕のデモは、それまでの1年くらい多くのレコード会社から断られていたからね。彼らは皆、僕がインストゥルメンタル音楽を出そうとしているなんて、どうかしていると思っていた。ヴォーカルが必要だと言われ続けたんだ」

しかし、マイクには「強い予感」があり、それが彼を突き動かしました。

「でも、僕の中の何かが“続けろ”と言っていた。トッテナムに住んでデモに取り組んでいた頃の記憶が鮮明に残っている。春だったので、リラックスするために近くの公園に散歩に行った。すると突然、僕の頭の中に、僕が取り組んでいるアルバムは大成功する運命にあるという明確なイメージが浮かんだ。根拠は何もなかったけど、強い予感があって、どんな困難にも負けずにやり続ける自信がついたんだ。実際に成功したことで、自分自身と自分の直感をより信じることができるようになった。自分の音楽的なビジョンに忠実であること、他人を喜ばせるために妥協しないことを、僕は生涯にわたって心がけてきた」