Isaac “Redd” Holt (Photo courtesy of Terrorbird Media)
ラムゼイ・ルイス・トリオやヤング・ホルト・アンリミテッドでの活躍でも知られる、ドラマー/パーカッショニストの
アイザック・“レッド”・ホルト(Isaac “Redd” Holt)が死去。91歳でした。
アイザック・“レッド”・ホルトは1932年5月ミシシッピ州ローズデール生まれ。1956年、ベーシストのエルディ・ヤングとともに
ラムゼイ・ルイス(Ramsey Lewis)のオリジナル・トリオに参加した。
ラムゼイ・ルイス・トリオのアルバム『The In Crowd』は1965年にビルボード・アルバム・チャートで2位を記録、1966年のグラミー賞にて最優秀インストゥルメンタルジャズパフォーマンス賞(小グループまたは小グループにおけるソロイスト部門)を受賞した。タイトル曲はビルボードホット100のシングルチャートでトップ5に入り、R&Bチャートでは2位を獲得した。
ディジー・ガレスピーは、ビバップをソウル、R&B、ロック、オペラと融合させたこのトリオを、ジャズ・フュージョンの先駆けとして後に評価した。
1966年にホルトとヤングはドン・ウォーカーとともにヤング・ホルト・トリオを結成、その後、ヤング・ホルト・アンリミテッドとなる。このグループには、2人が設立した音楽出版社と契約したミュージシャンを中心に、多彩なミュージシャンが交代で参加した。1974年に解散。
教育者、人道主義者、起業家であったホルトは、サイドマンやバンドリーダーとして何十枚ものアルバムを録音した。
ホルトの音楽は、デ・ラ・ソウルやケンドリック・ラマーなどのヒップホップ・アーティストによって200回以上サンプリングされている。