HOME > ニュース >

スパイク・リーの父親で初期映画の音楽担当 ジャズ・ベーシスト/作曲家のビル・リー死去

2023/05/25 01:58掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Bill and Spike Lee, June 2014 (Noam Galai/WireImage)
Bill and Spike Lee, June 2014 (Noam Galai/WireImage)
ボブ・ディランやアレサ・フランクリンらのサイドマンとして活躍した後、息子であるスパイク・リー(Spike Lee)の初期映画の音楽を担当した、ジャズ・ベーシストで作曲家のビル・リー(Bill Lee)が死去。ニューヨーク・タイムズ紙がスパイク・リーに確認しています。同紙によると、5月24日の朝、ブルックリンの自宅で亡くなっています。死因は明らかにされていません。94歳でした。

ビル・リーはベーシストとして多くのミュージシャンと共に仕事をした。アレサ・フランクリン、ボブ・ディラン、サイモン&ガーファンクル、デューク・エリントン、ハリー・ベラフォンテ、ジュディ・コリンズ、ピーター・ポール&マリーなどのレコーディングに参加。特に1950年代後半には、マックス・ローチの作品の数々に作曲家として参加した。1965年には、ディランの「It's All Over Now, Baby Blue」でベースを弾いた。

ビル・リーは、映画監督として有名なスパイク・リー、女優のジョイ・リー、アーティストのサンキ・リーの父親。

ビル・リーは、スパイク・リーのデビュー作『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』のテーマ曲を書き上げた。この映画は成功し、ビル・リーは息子の次の3作、『スクール・デイズ』『ドゥ・ザ・ライト・シング』『モ'・ベター・ブルース』の音楽を担当した。

ビル・リーは晩年まで熱心なプレイヤーで、ブルックリンの自宅で何時間ものジャムセッションを開催していた。