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ラーズ・ウルリッヒ、テニスをやめてドラムセットを手にするきっかけとなったバンドについて語る

2023/05/24 20:16掲載
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Lars Ulrich
Lars Ulrich
テニス少年だったラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)が、テニスをやめ、ドラムセットを手にするきっかけとなったバンドについて、ラーズ自身がClassic Rockの新しいインタビューの中で話しています。

ラーズによると、10代の頃の彼はドラムよりもテニスの方がはるかに上手だったそうです。若き日の夢は、父親のトルベン・ウルリッヒのようなプロテニス選手になることでした。当時のことは「音楽は情熱、テニスは本職だった」と語っています。

ラーズは10年間、フロリダの特別なセンターで過ごしてテニスの腕を磨きましたが、そのことが彼にテニスコートが自分の人生を過ごす場所ではないと気づかせることになったそうです。

「6ヶ月間、毎日テニスをしていた。それが多分、俺をうんざりさせたのかもしれない。その後、ロサンゼルスの南にあるニューポートビーチという郊外に引っ越したんだけど、そこはかなりひどいところだった。ピンクのラコステのシャツを着ているような、リッチで保守的な街だった。2、3カ月もすると、すべてが崩壊してしまった。音楽がすべてを包み込むようになり、テニスはどこかへ行ってしまった。俺はとにかくバンドをやりたかった」

この数年前、父親のトルベンは9歳の息子を連れて、コペンハーゲンでディープ・パープル(Deep Purple)を観に行っていました。それがラーズの情熱に火がつけました。

「夢中になっていた。音楽だけでなく、人、音量、残響、光のショーなど、イベント全体にね」

ラーズは翌日、ライヴの興奮冷めやらぬままレコード店に行き、バンドの5枚目のアルバム『Fireball』を購入しました。その店にこのアルバムしかなかったからでしたが、「このアルバムから始めて、もう後ろを振り返ることはできなくなった」と話しています。

13歳のとき、彼は祖母にお願いして、ディープ・パープルの一員になったつもりでいられるようにドラムセットを買ってもらい、彼らのドラマーと同じLudwig製のドラムスティックを購入しました。

テニスの夢が冷め始めたとき、ラーズは自分のやりたいことを明確にしました。「俺が抱いていたNWOBHMのファンタジーを実現してくれる人を探し始めたんだ」。そして、情熱は本業となり、本業のメタリカ(Metallica)は史上最大のロックバンドの1つとなりました。