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リトル・リチャードがジミ・ヘンドリックスに「俺の邪魔をするな」と叱責するのを目撃したグラハム・ナッシュ 当時を回想

2023/05/23 18:09掲載
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Jimi Hendrix
Jimi Hendrix
リトル・リチャード(Little Richard)が当時無名だったジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)に対して「俺の邪魔をするな」と叱責した時、その場にはホリーズやクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングで知られるグラハム・ナッシュ(Graham Nash)がいました。ナッシュは目撃した時のことを英The Times紙のインタビューの中で回想しています。

1965年、ホリーズは初めてニューヨークを訪れた際、ブルックリンのパラマウント・シアターで、リトル・リチャードのサポート・アクトを務めました。

「リトル・リチャードのコンサートが終わったとき、彼は(彼のギタリストに向かって)“二度とお前の頭の後ろでギターを弾くな、出しゃばるな、俺はリトル・リチャードだぞ!”と叫びながら降りてきたんだ。そのギタリストがジミ・ヘンドリックスだった」

ヘンドリックスは当時、リトル・リチャードのツアー・バンドの一員として活動していたが、その役割は長くは続かなかったという。実際、彼はその年の7月にリトル・リチャードによって解雇されています。

チャールズ・シャー・マリーはヘンドリックスの伝記『Crosstown Traffic』の中で、「リトル・リチャードがヘンドリックスに影響を与えたのか? その重要性を過大評価することはほとんど不可能である。イギリスに到着したとき、ヘンドリックスはインタビュアーに“リトル・リチャードが声でやっていることを、僕はギターでやりたいんだ...”と語っている。必然的に、リチャードとヘンドリックスは仲違いした。ヘンドリックスは後に、リチャードがステージでフリルのついたシャツを着ていたことを指摘し“きれいな格好をしていいのは俺だけだ”と述べて彼から解雇されたと主張したが、リチャードはヘンドリックスが遅刻を繰り返したために解雇されたと主張している」と説明しています。