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ポール・サイモン 左耳の聴力をほとんど失う ライヴ活動は一時中断

2023/05/22 18:11掲載
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Paul Simon - photo by Mark Seliger
Paul Simon - photo by Mark Seliger
ポール・サイモン(Paul Simon/81歳)は、最新アルバム『Seven Psalms』の制作中に突然、左耳の聴力をほとんど失ってしまったという。原因不明だという。そのためパフォーマンス計画は一時中断しており、すぐにライヴ活動に復帰することはないだろうと、Sunday Times紙のインタビューの中で話しています。

「突然、左耳の聴力をほとんど失ってしまい、誰もその理由を説明できない。だから、すべてが難しくなった」「その時の僕の反応は、イライラと腹立たしさだった。怒りまではいかなかったが、それはそのうち治るだろうと思っていたからね」

しかし、サイモンの聴力はまだ回復していません。サイモンによると、これは近年、彼が直面している健康問題の一部だという。

「ここ数年は、ひどい目にあったよ」と新型コロナウイルスとの厳しい闘いを指摘した後、「でも、元気そうだろう?」と話しています。

サイモンは「今がまさにその時代だ」と音楽仲間の潮目の変化を重く受け止めており、今月初めに亡くなったゴードン・ライトフットと、1月に亡くなったジェフ・ベックの死去を引き合いに出し、「僕の世代の時代は終わった」とも話しています。

しかし、80歳代に入ってからは、自分を奮い立たせるものを厳しく追求することもできるようになったという。それは、彼の過去のある曲を避けるということです。

「ライヴで歌いたくない自分の曲は歌わない。好きな曲でも、ツアーのある時点で“何やってんだ、ポール”と言われることがある。“You Can Call Me Al”の時にそう言われることが結構あるんだよ。“何やってんだ?ポール・サイモンのカヴァーバンドみたいだな。さっさと帰ってくれ”とかね」

サイモンは現在、妻でミュージシャンのエディ・ブリケルとともにテキサスの広大な牧場で暮らしており、東海岸のルーツに戻ることに特に興味はないという。

「ニューヨークに引き戻されることはまったくない。僕はここで幸せだし、冬は(彼が家を持っている)ハワイで過ごす。できれば寒冷地にはいたくないんだ」