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ジミー・ペイジやオカルティストのアレイスター・クロウリーがかつて所有 幽霊が出るスコットランドの邸宅が一般開放へ

2023/05/21 19:29掲載
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Jimmy Page -  Boleskine House on Loch Ness
Jimmy Page - Boleskine House on Loch Ness
ジミー・ペイジ(Jimmy Page)がかつて所有し、幽霊が出ると言われているスコットランドの邸宅が、まもなく観光客に開放されます。

ネス湖のほとりにある邸宅ボレスキン・ハウスは、かつて物議をかもしたオカルティストのアレイスター・クロウリーが所有していたもので、その後、ペイジがこの建物の不気味な過去に触発されて購入しました。

ボレスキン・ハウスはもともと1760年頃に建てられましたが、地元の伝説によると、信徒が中にいるときに全焼し、全員が死亡した教会の代わりに建てられたという。また、地元の魔法使いが、近くのフレーザー一族墓地に埋葬された死者を蘇らせることがあったとも言われています。

クロウリーは1899年に購入。彼は何ヶ月もかけて天使や悪魔を呼び出そうとし、それが終わっても天使や悪魔を追い出さなかったと噂されています。

ペイジはこの建物の神話に触発され、前の所有者がクロウリーの寝室で自殺した5年後の1971年にこの建物を購入しました。

ペイジはクロウリーの支持者で、10代の頃のクロウリーの本を偶然手にしたことで彼の作品に出会ったという。なお、ビートルズの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』のアルバム・カヴァーアートにはクロウリーの肖像も登場します。

ペイジは1975年の米ローリング・ストーン誌のインタビューの中でこう語っています。

「悪い雰囲気はすでにそこにあった。あそこで首をはねられた男がいて、時々、頭が転がる音が聞こえる。僕は実際に聞いたことはないが、極めて普通でそういうことを全く知らない友人がそれを聞いた。彼は、猫たちが騒いでいるのだと思ったようだ。僕はその時いなかったが、彼はスタッフに“夜、猫を外に出したらどうだろう。廊下を転げまわってひどい騒ぎを起こすんだ”と言った。すると彼らは“猫は毎晩部屋に閉じ込められている”と言ったそうだ。そして、その家の伝説について話したそうだよ。そういうことはクロウリーが来る前からあった。もちろん、クロウリー以降も自殺者が出たり、精神病院に運ばれたりしている」

ペイジは1992年にこの家を売却し、その後何度か所有者を変えました。何度か火災で被害を受けましたが、その後に改修が続けられています。今回、ボレスキン・ハウス財団は5月23日にセルフガイドツアー用にオープンすることを発表しています。

■ボレスキン・ハウス財団 公式サイト
https://boleskinehouse.org/plan-your-visit/