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ポール・サイモンの新スタジオ・アルバム『Seven Psalms』全曲公開

2023/05/19 00:18掲載
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Paul Simon - photo by Mark Seliger
Paul Simon - photo by Mark Seliger
ポール・サイモン(Paul Simon)の5年ぶりの新スタジオ・アルバム『Seven Psalms(邦題:七つの詩篇)』がストリーミング配信開始。YouTubeほかで聴けます。

33分、7楽章を、あくまでも一つの作品として聴かれることを意図して制作された作品のため、1トラックに7楽章が収録されています。







アルバムは海外で5月19日、日本で6月21日発売。リリース元はOwl Records/Legacy Recordings。

スタジオ・アルバムのリリースは2018年の『In the Blue Light』以来。

以下、リリース決定時の日本盤インフォメーションより

ポール・サイモン。音楽の長い歴史を通じて、一貫して、きわめて影響力の強い創作活動を展開してきたアーティストが、新たな音楽作品を完成させた。まさに待望という言葉がふさわしいその新作のタイトルは『七つの詩篇』。33分、7楽章を、あくまでも一つの作品として聴かれることを意図して制作された『七つの詩篇』は、従来のアルバムの概念を超越したものであり、ヴァイナル、CD、デジタル・フォーマットともに、全楽章一体の形態で届けられる。発売は、6月21日(輸入盤は5月19日)。

アコースティック楽器だけを使い、ほぼポール・サイモン一人の演奏によって完成された『七つの詩篇』は、その技巧が頂点にあることを示すものであり、声とギターだけのシンプルな構成でありながら、強く訴えかける魅力にあふれている。複雑に練り上げられたこの素晴らしい作品は、聴く者を深く魅了し、瞑想の世界へと誘う。聖歌や賛美歌を思わせるサウンドスケープ。その中心にしっかりと位置を占めているのは、ポール・サイモンの歌詞。ギターの弦の響きに、いくつかのアコースティック楽器、さらには、近年きわめて高い評価を獲得しているイギリスのヴォーカル・アンサンブル、ヴォーチェス8、イーディ・ブリケルらの美しい声楽要素が加わり、豊かな音の世界が紡がれていく。

『詩篇』とは本来、語られるものではなく、歌われるべきもの。その原点を踏まえながら、『七つの詩篇』は、フォーク・ミュージックの起源でもあるダヴィデ王の『詩篇』へとつながっていく。そのようにして生み出された『七つの詩篇』は、静かな感動を呼び起こす音楽体験であり、聴くごとに、細部までの豊かな味わいを聴きとることとなるはずだ。ポール・サイモンがこれまでに送り出してきた作品のどれとも異なるものであり、従来のジャンルという概念で語ることはできない。

その音の世界をヴィジュアル面で補完するアートワークには、高名な風景画家トーマス・モランの『Two Owls / 二羽のフクロウ』の一部を拡大したものが使われている。
プロデュースは、ポール・サイモンとカイル・クラシャム。『七つの詩篇』は、一つの組曲であり、それぞれに連なる7つの楽章で構成されている。


以下はアルバムの着想をどのようにして得たのか、そして、どういった経緯で完成に向かっていったのか、制作の舞台裏を紹介するアルバム・トレーラー映像

■『Seven Psalms(邦題:七つの詩篇)』

2023年6月21日発売予定●解説・歌詞・対訳付●Blu-spec CD2●SICP-31629●定価:\\2,860(税込)

0​1 The Lord
02 Love Is Like a Braid
03 My Professional Opinion
04 Your Forgiveness
05 Trail of Volcanoes
06 The Sacred Harp
07 Wait