Iron Maiden - Can I Play With Madness (Official Video)
アイアン・メイデン(Iron Maiden)「Can I Play with Madness」のミュージックビデオには
モンティ・パイソン(Monty Python)の
グレアム・チャップマン(Graham Chapman)が出演しています。1989年10月に癌で亡くなる前にチャップマンが最後に行ったパフォーマンスのひとつでした。このコラボレーションがどのように実現したかを、このビデオを監督したジュリアン・ドイルが、英Classic Rockのインタビューの中で語っています。
ジュリアン・ドイルは、モンティ・パイソンの映画制作に携わった経験があり、それ以前にはケイト・ブッシュの「Cloudbusting」のミュージックビデオを手がけたこともあるイギリスの映像作家です。
ドイルは、メイデンとのコラボレーションの経緯について、こう話しています。
「メイデンからビデオの監督を頼まれたんだ。彼らは私にアイデアを出すよう頼んだ。それで、グレアムにやりたいかどうか聞いてみたんだ。彼はポップスやロックのファンで、キース・ムーンの友人でもあった。アイアン・メイデンがその時点で彼のレーダーに映っていたかどうかはわからない」
撮影はウェールズのモンマス近郊にあるティンターン修道院と、ロンドン南部のチスルハースト洞窟で行われましたが、バンド自身はほんの少ししか登場しません。
「彼らはグレアムに当日会っていない。ブルース・ディッキンソンがその後、グレアムや他のパイソンに会ったのは知っているけどね」
ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)は2009年、パイソンへの愛情を語っていました。「モンティ・パイソンは子供の頃にDNAに刻まれている。誰かが(人気スケッチの)“Upper Class Twit Of The Year”と言えば、すぐに思い出すよ」