世界のトッププレイヤーからのリスペクトを集める名セッション・ギタリスト、
マイケル・ランドウ(Michael Landau)はかつて、
ピンク・フロイド(Pink Floyd)のアルバムのためにレコーディングをしたことがあります。
デヴィッド・ギルモア(David Gilmour)が“やりたくない”と言った部分をギルモアの前でレコーディングをしたそうで、「これまでで最も奇妙なことの一つだった」と米Guitar World誌のインタビューの中で回想しています。
ランドウは、フロイドが1987年にリリースしたアルバム『A Momentary Lapse of Reason』の「One Slip」という曲に参加しています。
このレコーディングについて聞かれたランドウはこう話しています。
「タイトルは忘れてしまったけど、演奏したかもしれない。クレイジーだったよ、デヴィッドがすぐそこにいたからね!ボブ・エズリンとは他のアルバムで一緒に仕事をしていて、彼はピンク・フロイドのアルバムをプロデュースすることになったんだ。
彼らは外部のギタリストを何人か連れてきたと思う。
僕がやったディレイのパートは、当時とても人気があった付点8分(音符ディレイ)のようなものだったんだけど、なぜかデヴィッドはそれをやりたがらなかった。彼は他の誰かを連れてきたかったんだ。
彼が僕を指定したわけではなく、ボブが提案してくれた...ピンク・フロイドのためにギターを弾くというのは、これまでで最も奇妙なことの一つだったよ」
ギルモアはランドウの演奏を観るため、その場にいたので、ランドウの演奏にいくつかのフィードバックをしたという。
「スタジオでコントロールルームを振り返ると、デヴィッド・ギルモアが“ヘイ、この音は良いね!”と言っていた。その後も、ちょっといて..実は長い間そこにいたんだ。デヴィッドは巨大な機材をセットアップしていた。彼はとても優しかったからね。彼は僕に多くのことを教えてくれて、並べられた彼のすべてのマーシャルでたくさん演奏してくれた。素晴らしい午後のひと時だった。
(レコーディング自体は)かなり早かった。彼らは望むものを指定してくれて、僕はいくつかパスをした。それだけだったんだ」