The Fifth Element: The Ruby Rhod (Buena Vista),
プリンス(Prince)は当初、
リュック・ベッソン(Luc Besson)監督のSF映画『フィフス・エレメント』(1997年)にルビー・ロッド役で出演する予定でした。最終的にその役を務めたクリス・タッカーはその後、プリンスと出会う。衣装が気に入らなかったと話すプリンスだったが、彼が尻の部分がくり抜かれたズボンをはいていたので、タッカーは「でも、ズボンからお尻が出てるじゃん!」と言ったという。
タッカーは新しい映画『Air』の宣伝のために米TV番組『The View』に出演しました、『フィフス・エレメント』の話題になった際、タッカーは、ある夜ロサンゼルスのクラブにいたとき、プリンスのボディーガードが彼に近づいてきて、ルビー・ロードを演じることになった人物にプリンスが会いたがっていると言われたと話しています。
「彼は(プリンスの真似をしながら)“君が『フィフス・エレメント』であの役を演じたけど、あの役は僕がやるはずだったんだよ”と言った。僕は“本当に?”と言うと、彼は“そうだよ。衣装が好きじゃなかった。あれが好きじゃなかったんだ”と言ったので、僕は彼を見て“でも、ズボンからお尻が出てるじゃん!”と言ったんだ。彼は“これは僕のデザインだよ、僕のデザイン”と言っていたよ」
『フィフス・エレメント』の衣装デザイナーであるジャン=ポール・ゴルチエは2016年、プリンスとの気まずいミーティングを思い出し、プリンスから衣装が「女々しすぎる」と言われたことを振り返っていました。またリュック・ベッソンは、プリンスのツアースケジュールが重なっていたことも、この役を見送る原因になったと以前に語っていました。
以下はルビー・ロッド出演シーン