HOME > ニュース >

QOTSAやオフスプリング等 アルバム・カヴァー&ポスター・アーティストのフランク・コジック死去

2023/05/10 15:47掲載(Last Update:2023/05/10 17:44)
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Frank Kozik
Frank Kozik
クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ(Queens of the Stone Age)のデビュー・アルバム、オフスプリング(The Offspring)の『Americana』、メルヴィンズ(Melvins)の『Houdini』などのアルバム・カヴァーを手がけ、またニルヴァーナ(Nirvana)ソニック・ユース(Sonic Youth)など数多くのバンドのツアーポスターも制作したグラフィックアーティストのフランク・コジック(Frank Kozik)が死去。61歳でした。

ローブローアート界の巨匠として知られるフランク・コジックは1980年代にオースティンに住んでいたとき、地元のパンク・バンドのポスターをデザインし始める。彼の作品は、やがてニルヴァーナ、パール・ジャム、ホワイト・ストライプス、ビースティ・ボーイズ、グリーン・デイといったバンドの目に留まり、彼らは皆、コジックにツアーポスターの制作を依頼した。

またコジックは、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのデビュー作、オフスプリングの『Americana』、メルヴィンズ『Houdini』などのアルバム・カヴァーも手がけ、サウンドガーデンの「Pretty Noose」のミュージックビデオを監督した。

1993年、コジックはサンフランシスコに移住し、自身のレコードレーベル「Man's Ruin Records」を立ち上げた。1994年から2001年までの8年間で、メルヴィンズ、Nebula、Kyuss、High on Fire、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジなど200枚以上のレコードをリリースした。

その後、コジックはMan's Ruinを閉鎖し、アートトイ・ムーブメントに力を入れるようになる。Kidrobotや他のブティックトイ会社とコラボレートし、500以上の限定版トイを制作した。