オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)は健康上の問題で長期のツアーは無理かもしれませんが、たとえ車椅子に乗らなければならないとしても、まだやれるうちはライヴ活動を続けると宣言しています。
英Metal Hammer誌の最新号は
テネイシャスD(Tenacious D)の特別編集号で、ジャック・ブラックとカイル・ガスがゲストエディターとして参加しています。
彼らはオジー・オズボーンに会うためにオジーの自宅まで行って直接インタビューしました。その中で、オジーはこう話しています。
「いいライヴも覚えているし、クソまずいライヴもたくさんやった。
ギタリストはギターを変えればいい。ドラマーはドラムを変えればいい。俺は声が出なくなったら、もうおしまいだ。ある時、ニューヨークのナッソー・コロシアムでライヴをしたときのことだ。ライヴに向かう途中、声が出なくなった。ファンたちはすでにそこにいたので“どうすればいいんだ”と思った。外に出て歌おうとしたら、スタンディングオベーションで迎えられた。子供たちは、家に帰るよりも、悪いことをするのを見たがるんだよ。
ライヴをすることが俺の生きがいなんだ。(2023年の)ヨーロッパ・ツアーはキャンセルせざるを得なかったけど、覚悟は決めている。誰かに(車椅子を〕押してもらうにしても、もっとライヴをやらなきゃいけない。つまり、このゲームから引退することはできないんだ。仕事じゃないんだ、情熱なんだよ。他にどうすればいいのかわからない。一日中、家にいるなんて... 俺はロード・ドッグなんだぜ? 55年間ずっとそうしてきた。俺にとって最高の出来事なんだ」
オジーは以前に発表したツアーをキャンセルしましたが、10月にカリフォルニアで開催される<パワー・トリップ・フェスティバル(Power Trip festival)>の出演が発表されています。このフェスにはオジーのほか、アイアン・メイデン、メタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズ、AC/DC、トゥールといったハードロックとヘヴィメタルの大物たちが出演します。