Nuno Bettencourt (Image credit: Neil Lupin/Redferns via Getty Images)
エクストリーム(Extreme)の
ヌーノ・ベッテンコート(Nuno Bettencourt)はかつて、
プリンス(Prince)の目の前で演奏した時、プリンスが隣の人に何かをささやくのを目撃し「なんてこった、僕がどれだけ下手くそか言ったんだ」と勝手に思い込んでいました。しかし、プリンスはその時、「世界でトップ3に入るギタリストだと思う」と称賛していたという。ヌーノが当時の逸話をラジオ局SiriusXMのインタビューの中で語っています。
ヌーノによると、これはかつて行われたアース・ウインド&ファイアーのトリビュート・コンサートの時の出来事。ヌーノは「Higher Ground」を演奏するためにステージに上がりました。すると、演奏中にプリンスが隣に座っていたシンガーのニッカ・コスタに何かささやくのを見たそうです。
ヌーノはこう話しています。
「僕は出番のために自分の名前が呼ばれるのを待っていた。名前を呼ばれた瞬間、通路を見ると、プリンスが通路を歩いて、建物に入っているのが見えた。
彼は最前列に座った。僕は“マジで。すごいな。プリンスはおそらく僕の演奏を見たことがないはず。今からやるんだ”と思った。彼の隣に僕の知っているプロデューサーが座っていて、彼の女友達がニッカ・コスタという素晴らしいシンガーであることに気づいた。
突然(彼の前で)演奏することになった。プリンスが最前列にいることに汗をかかずにはいられなかったけど、クールで、彼に好かれようと頑張っていた。そしたら突然、ニッカに寄って、何か言っていた。僕は“なんてこった。僕がどれだけ下手くそか、彼女に言ったんだ。僕の演奏が下手だって言ったんだ”と思った」
しかし、コスタによると、プリンスの言っていることは全く違っていました。ヌーノは続けて、こう話しています。
「翌日、彼女は僕の家に来ていて、僕がスタジオから戻ると、彼女と僕の娘がそこに座っていて、ただ僕を見ていた。
(彼女は)“プリンスがあなたのことを私に何て言ったか知りたくないの?”と言ったので、僕は“やだ、知りたくないよ”と言って、その場を立ち去った。30秒後に戻って、“で、彼は何て言ったんだ?”と聞くと、“彼は、あそこにいるのは、世界でトップ3に入るギタリストだと思う、と言っていた”と言われたんだ。この話は、今日まで誰にもしたことがないよ」