カナダのロック・バンド、
バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(Bachman-Turner Overdrive)の創設メンバーでギタリストのティム・バックマン(Tim Bachman)が死去。ティムの息子ライダー・バックマンがSNSで発表。死因などの詳細は明らかにされていませんが、4月28日に亡くなったと伝えています。ティム・バックマンは71歳でした。
ティム・バックマンことティモシー・グレッグ・バックマンは1951年8月、カナダのマニトバ州ウィニペグで生まれる。
バックマン・ターナー・オーヴァードライヴは、ゲス・フーを脱退したランディ・バックマンが1972年に結成したブレイヴ・ベルトを母体に1973年に結成。オリジナル・ラインアップはランディ・バックマン(リードギター、リードヴォーカル)、C.F.ターナー(ベース、リードヴォーカル)、ティム・バックマン(ギター、ヴォーカル)、ロビー・バックマン(ドラム)。1973年にファーストアルバム『Bachman-Turner Overdrive』をリリースする。ティム・バックマンは1974年に脱退。バンドはブレア・ソーントンが加わった後、アルバムが米ポップアルバムチャートの1位となり、「You Ain't Seen Nothing Yet(恋のめまい)」が1位になるなどシングルヒットを連発して、トップバンドの地位を得る。
1984年、ティム・バックマンは、ランディ・バックマン、C.F.ターナー、ギャリー・ピーターソンと共にバックマン・ターナー・オーヴァードライヴを再結成させ、スタジオアルバムやツアーを行った。その後ランディ、ティム、C.F.、ブレアの最盛期のメンバーでの再結成なども行うが、いずれも散発的で2005年には再び解散してしまう。
ティムの兄弟で、バックマン・ターナー・オーヴァードライヴの創設メンバーであるロビー・バックマン(Robbie Bachman)は2023年1月に亡くなりました。