『スティーヴィー・レイ・ヴォーン・パーク』　レイ・ヴォーンが初めてコンサートを行った劇場の跡地に誕生

スティーヴィー・レイ・ヴォーン（Stevie Ray Vaughan）の故郷、米テキサス州ダラスに彼の名を冠した新しい公園『スティーヴィー・レイ・ヴォーン・パーク』が先日オープンしました。

テキサス州北部にある小さな町コックレルヒルにオープンしたこの公園にはかつて、レイ・ヴォーンが1965年に初めてコンサートを行った劇場ヒル・シアターがありました。

コックレルヒルのルイス・カレラ市長は、その事実を知りませんでしたが、2014年、レイ・ヴォーンのドキュメンタリーを見ていた市行政官のブレット・ヘイニーから連絡を受けて、オーククリフで生まれレイ・ヴォーンが、家族とともにダラス郊外に引っ越した後、コックレルヒルで最初のコンサートを行ったことを知りました。

その劇場は1999年に焼失してしまいましたが、市長はその空き地のそばを車で通ったとき、その土地が売りに出されていることに気づきました。神の導きを感じたという市長は動き出します。市はこの土地を購入しました。それから10年近くの歳月がかかりましたが、4月22日に彼の名を冠した新しい公園『スティーヴィー・レイ・ヴォーン・パーク』がオープンしました。

この新しい公園には、ステージ、芝生の小山、フードトラック用の駐車場があり、定期的にライヴやイベントなどが開催される予定です。

手入れの行き届いた芝生の近くには、レイ・ヴォーンとジミー・ヴォーン（Jimmie Vaughan）の兄弟の歴代写真がリアルに描かれた壁画があります。そのうちの1枚は、レイ・ヴォーンがジミー・ヴォーンのバンド、Swinging Pendulumsと初めて共演した様子が描かれています。アーティストのスティーブ・ハンターはレイ・ヴォーンを人々が決して忘れないようにと願いながら、この壁画を完成させました。

ダラスやテキサス州にはすでに、レイ・ヴォーンの銅像やヴォーン兄弟の銅像がありますが、彼の名を冠した公園は初めてです。

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