サヴァタージ(Savatage) の創設者
ジョン・オリヴァ(Jon Oliva) によると、サヴァタージは2024年4月に23年ぶりのスタジオ・アルバムをリリースする計画です。おそらくこれが最後のアルバムになるだろうとも語っています。
スタジオ・アルバムのリリースは2001年の『Poets And Madmen』以来。
ジョン・オリヴァは、Rock Hard Greeceの発行人/編集長であるSakis Fragosが行った新しいインタビューの中で、『Curtain Call』という仮タイトルが付けられた次回作がサヴァタージの最後のスタジオ・アルバムになる可能性を示唆し、亡き弟でサヴァタージのオリジナルギタリストであクリス・オリヴァの61回目の誕生日となる2024年4月3日にリリースしたいと語っています。
オリヴァは新作の進捗状況について次のように語っています。
「サヴァタージの曲を作っていたスタジオから帰ってきたところだよ。ジョニー(リー・ミドルトン、ベース奏者)と(クリス)キャファリー(ギター奏者)に曲を送り返していたんだ。言っておくよ。このサヴァタージのレコードは、とにかくやばい。それくらい良いものなんだ。以前は失敗をたくさんしてきたけど、今はもうしない。全然急いでないよ。来年の4月にリリースして、来年の夏フェスに出られるようにしたい。急ぐつもりはないんだ。どんな理由であれね。これがおそらく俺らが作る最後のアルバムになるだろうね、絶対に。カッコいいアルバムになるようにしたい。それに、ザック・スティーヴンスと俺が何曲かで一緒になってデュエットをするということにも興奮している。ザックが歌うのを意識して6~7曲書いた。アル・ピトレリと一緒に作った曲もあるけど、それは間違いなく俺に合っている。いくつかの壮大な曲もあって、ザックが歌う部分もあれば、俺が歌う部分もあって、また2人で歌う部分もある。今まで書いた中で最高のアルバムだよ」
続いてオリヴァは、アルバムタイトルの候補についてこう語っています。
「仮タイトルは『Curtain Call』だ。それでいいのかどうかはわからない。アルバムに収録される予定の一番最後の曲は“Curtain Call”という曲なんだ。ピアノと俺だけの曲で、とても深みのある曲なんだ。基本的には俺がファンに向けて歌っていて、みんなに別れを告げている。ありがとう。この曲を聴くたびに涙が出る。演奏するとみんな泣くんだ。みんなに別れを告げるのが俺のやり方なんだ。ありがとう。みんな大好きだよ。これが俺の最後のお別れなんだ。ありがとう。良い人生を送ってください。
だから『Curtain Call』というタイトルにしようと思うんだけど、まだ決まっていないんだ。俺とアル、クリス・キャファリー、そして俺の弟(クリス)の間で、40~50曲くらいある。これを削るのは簡単じゃない。残った曲は、1年後にボーナスCDを出すつもりだ。6月からレコーディングを始めて、トランス・シベリア・オーケストラのリハーサルでオマハに行くまで、ずっと作業を続けるつもりだ。TSOのツアーが終わったら、1月にスタジオに戻り、2月には完成させる予定。目標は、来年のクリスの誕生日(つまり4月3日)に出すこと。そして、またフェスティバルをやりたい。たくさんのオファーがある。俺は25歳じゃないんだ。Wackenでプレイしたいし、どこでもプレイしたいが、それでおしまい。これが全世界にお別れを言う方法なんだ。ファンの皆に、どれだけ愛しているか伝えたい。彼らは俺の生活を支えてくれている。彼らを失望させたくはない。来年の夏も、フェスに出て、全力を尽くすよ」
VIDEO