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麻痺患者 カーペンターズを聴いて治る

2023/04/18 14:54掲載
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Ian Palmer with his therapist Clare. (Credit: South West News Service)
Ian Palmer with his therapist Clare. (Credit: South West News Service)
珍しい病気でほぼ全身が麻痺していた71歳の男性が、毎晩カーペンターズ(Carpenters)を聴いていたら治ったという。

英デイリー・ミラー紙によると、イアン・パーマーは2022年6月にギラン・バレー症候群(末梢神経の障害によって、力が入らない、感覚がわかりにくい、しびれるなどの症状を起こす病気)に襲われ、ほぼ全身が麻痺し、言語障がいにも苦しみました。彼はこの病気のため、7カ月間の入院を余儀なくされました。

その後、イアンがイギリスの最先端医療施設「スー・ライダー神経ケアセンター」に移ったとき、医師から、お気に入りの曲を聴きながら歌ったり、マインドフルネス・エクササイズをしたりする音楽療法を勧められます。

イアンは、当初は懐疑的でしたが、しかし、カーペンターズの曲は心に響くものがあり、毎晩のように彼らのヒット曲を聴くうちに、彼は今では1日に2マイル(約3.2km)も歩けるようになり、家族とおしゃべりできるようになりました。

イアンはこう語っています。

「玄関まで歩くことが目標のひとつだった私が、今では1日3km歩いています。自分の声を改善することは恥ずかしいのでリストには入っていませんでした。音楽は他の治療法とは違い、脳のすべてを開放してくれるものだと知りました」

イアンは「飲み込むことができず24時間吸引される集中治療室にいたことで、喉が詰まる問題や言葉の問題が生じました」と言い、この症候群によって喉頭(喉の奥にある空気を通す管)に損傷を受け、会話に支障をきたしました。イアンは、音楽を通じて自分の声を取り戻すことに取り組みました。

「(セラピストの)クレアから、私がリラックスできる曲はなにか尋ねられたので、ある程度の年齢である私はカーペンターズを選びました。

スー・ライダーから最初に音楽療法を提案されたとき、私は“それが何の役に立つのか?”と言いました。私は典型的な北部の男性で、“ギターを持った女の子が私のために何をしてくれるのか?”と思ったんです。

しかし、クレアはそのプロセスを説明してくれました。彼女は私に長い音を途切れさせずに歌うようにと言いました。最初に試したときは、とてもスタッカート(※音と音がつながず分離している)になりました。クレアは、横隔膜(※肺呼吸に関わる筋肉のひとつで、胸郭の下部にある薄い筋肉)の助けを借りる必要があると言いました。私は“それがどこにあるのかもわからない!”と言いました。つまり、彼女は私に呼吸の仕方を教えてくれたんです」

その後、退院したイアンは、音楽療法が自分の体験にもたらした違いに驚いていると言います。

「母親が訪ねてきても、私の言うことを理解できず、それが私の中で大きな問題になっていました。でも今は、私が受けた音楽療法がそれに十二分に対処しており、私の声が他の身体と一緒に回復していると確信しています」