『JAZZ JAPAN Vol.153』の特集は「山下久美子 もっと“味わえる世界観”を描いていきたい」。いま注目のジャズ・アーティストたちを迎えたスタンダード&セルフ・カヴァー作『Jazz"n"Kumiko』に込めた想いを山下久美子に聞く。ウェイン・ショーター追悼特集なども。4月24日発売
■YOUNG GUITAR 2023年6月号増刊
『JAZZ JAPAN Vol.153』
A4変型判/160頁/定価1,177円(税込)/4月24日発売
<内容>
JAZZ“N”KUMIKO YAMASHITA
特集1
山下久美子 もっと“味わえる世界観”を描いていきたい
山下久美子が,いま注目のジャズ・アーティストたちを迎えたスタンダード&セルフ・カヴァー作『Jazz"n"Kumiko』をリリースする。ジャズに寄り添うのではなく,ジャズを自身の色に染め上げる個性と歌唱力。新生JUDGMENT! RECORDSの第1弾でもあるこの作品に込めた想いを山下に聞いた。
特集2
R.I.P. Wayne Shorter I
1980年代から内外での取材,そして精力的な執筆を行ってきたジャズ・ジャーナリスト 小川隆夫氏に追悼原稿をご寄稿戴いた。ウェイン本人やウェインについて語られたコメントをもとに綴られるリアルな「ウェイン・ショーター伝」は,神秘のヴェールに包まれた稀代のサックス・プレイヤーをどう解明してくれるのか。
特集3
新生GoGo Penguin
音楽の旅をリスナーに、どのように提供するのか、いつも考えている
ゴーゴー・ペンギンの3年ぶり新作が完成した。メンバーチェンジ後初のフル・アルバムに込めた想いをクリス・イリングワースとニック・ブラッカが語ってくれた。
特集4
ビル・エバンス、チェット・ベイカー、ソニー・スティットetc.
ジャズ・ジャイアンツ円熟期の鼓動を捉えた未発表作品群を聴く
発掘王,ゼブ・フェルドマンが手がけた未発表音源が今春も5タイトルがリリースされる。ビル・エバンスの発掘ライヴをはじめ,チェット・ベイカーの驚くべき未発表スタジオ・レコーディング音源,ソニー・スティットやウォルター・ビショップJr.,シャーリー・スコットといういずれもモダン・ジャズ期の名手が残した70年代の希少ライヴ音源などジャズ史的にも一級の価値を持つ逸品ばかりだ。
特集5
That You Not Dare To Forget M.E.B.
マイルスはいまでも俺たちのそばにいる。マイルスの存在を感じるんだ
・Sweden Jazz Week 2023 スウェーデンの豊穣な文化をジャズとともに味わう1週間
この5月にラーシュ・ヤンソンやウルフ・ワケーニウスなど同国を代表するジャズメンが数多く来日し,都内を中心に連日熱いステージを繰り広げる魅力的な1週間,ここではペールエリック・ヘーグベリ駐日スウェーデン大使へのインタビューとともに,このイベントの見どころを紹介していく。
・小曽根真×ネクスト・ジェネレーションズ スペシャルライブでJジャズ・シーンの明日を見る
・インタビュー:ウラジミール・シャフラノフ/浅利史花/関根敏行ダブル・レインボウ/HABUBAN