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スティーヴ・ルカサー 新ソロ・アルバム発売決定 「TOTOはもうスタジオ・アルバムを作ることはないだろう」

2023/04/13 11:04掲載(Last Update:2023/04/13 11:18)
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Steve Lukather
Steve Lukather
TOTOスティーヴ・ルカサー(Steve Lukather)は新ソロ・アルバム『Bridges』を海外で6月16日、日本で6月21日に発売。リリース元は海外はThe Players Club / Mascot Label Group、日本はソニーミュージック。

ソロ・アルバムのリリースは2021年の『I Found the Sun Again』以来。通算9作目。

ルカサーはプレスリリースで新作についてこう話しています。

「このアルバムは、僕のソロ音楽とTOTOの音楽の架け橋(bridge)になるものだと考えている。ジョセフ・ウィリアムズ、デヴィッド・ペイチ、そして僕がこのアルバムのほとんどを書いたし、ランディ・グッドラムやスタン・リンチといった共同作曲家など、昔のTOTOの仲間をたくさん呼んで演奏してもらったことで、すべてが一つにまとまった。昔の仲間のほとんどとは今でも親友だし、TOTOはもうスタジオ・アルバムを作ることはないだろうから、“TOTOスタイル”のレコードを作りたかったんだ。そこに近づける限り近づいたアルバムだよ」「僕たちは今でも一緒に書いたり、作ったり、レコーディングしたりするのが大好きだし、今後もそれぞれのソロ作品でも間違いなく一緒に仕事を続けていくだろう」

『Bridges』のソングライティングと演奏の両面で貢献しているのは、過去と現在のメンバーたち。ジョセフ・ウィリアムズ(Joseph Williams)は6曲、デヴィッド・ペイチ(David Paich)は4曲の作曲クレジットに名を連ねています。ウィリアムズは全レコーディングに参加し、曲ごとにバックヴォーカル、シンセ、パーカッション、キーボードを担当。ペイチは5曲でキーボードに参加。サイモン・フィリップス(Simon Phillips)のドラムは 「Far From Over」「Not My Kind Of People」 「When I See You Again」 「Burning Bridges」 で聴くことができます。また、シャノン・フォレストが「Someone」 「All Forevers Must End」「Take My Love」 「I'll Never Know」で復帰した他、旧友で元メンバーのリー・スクラーと、ガヴァメント・ミュールのベーシスト、ヨルゲン・カールソンが共に数曲で参加。「Far From Over」 では、長男トレヴァー・ルカサーがギター、ベース、バックヴォーカル、シンセで参加。現在のTOTOのキーボーディストであるスティーヴ・マッジョーラは、作曲に参加した「Take My Love」 での全キーボード、並びにバックヴォーカルを担当しています。

ルカサーは「誰かがバンドを脱けたり、別の仕事に移ると、もう友達ではなくなり、一緒に仕事はしないんじゃないかと思われがちだ。でもそうじゃないってことが、このアルバムが証明していると思う。俺としては、昔の仲間とバカ話でもしながら、一緒に音楽を作りたかった。実際、すごく楽しかったし、聴きなじみのあるサウンドは僕らが書いていた音楽と完璧にマッチしていたよ」と話しています。

また、デヴィッド・ペイチとジョセフ・ウィリアムズに関しては「二人とは、俺がガキの頃から一緒に仕事をしてきた。心から彼らの才能を尊敬しているし、ただ友達とアルバムを作りたかっただけさ。自分がプレッシャーをすべて負うのではなく、いちアーティストになれるよう、ジョーにプロデュースしてもらった。ペイチは俺にアルバムの作り方を教えてくれただけでなく、TOTOで曲を書くことにはじまり、ありとあらゆる音楽的な意味で、後押ししてくれた張本人だ。 それに、俺は彼らが大好きだし、やっててとても楽なんだ。みんな好みも一緒だし、人生の大半を一緒に過ごしてきた。最高の仲間たちとサマーキャンプに戻った気分さ!」 とも話しています。

このアルバムから「When I See You Again」のリリックビデオが公開されています。

■『Bridges』

1. Far From Over
2. Not My Kind Of People
3. Someone
4. All Forevers Must End
5. When I See You Again
6. Take My Love
7. Burning Bridges
8. I'll Never Know