ポリス(The Police)での活躍でも知られる
スチュワート・コープランド(Stewart Copeland)は、英BBC Radio 2の番組『Sounds of the 80s with Gary Davies』のインタビューの中で、ポリスの再結成の可能性について尋ねられています。またバンドについて「すべてが終わった数年後に気づいたこと」についても話しています。
再結成の可能性について尋ねられたコープランドはこう話しています。
「ああ、もちろんだ。僕は楽観主義者だから、100万分の1の確率で再結成できると思う。何パーセントになるのかはよくわからないけど。おそらく0.001%(実際は0.0001%)の可能性だろう。そうなるかもしれない」
司会者がコープランドの答えを「可能性はない」と訳した後、コープランドは次のように詳しく説明しています。
「まあ、みんな人生をとても楽しんでいるよ。再結成ツアーを行ったことで、すべての冒険の区切りをつけたようなものなんだ。僕たちは2年間もツアーをやった。もういいじゃないか。みんな、僕たちのことはもう十分だろう。それに、一緒に音楽を演奏していない時の方が、ずっとお互いのことを楽しんでいる。ディナーの席では仲良くやっているんだよ」
インタビューの他の部分で、司会者から、ポリスが世界を制覇すると思って始めたのかと聞かれ、こう答えています。
「ほとんどのバンドがそうだと思うけど、僕たちももちろん世界を制覇すると確信していた。だって、僕たちは最高なんだ(kick our ass)。自分たちのケツを蹴っておいて(kick our ass)、どうして世界のケツを蹴らないんだ(kick the world's ass)?
そういう楽観主義がグループとしての魅力でもあった。僕たちはみんな一緒にバンドを組んで“僕たちは本当にロックだ。そうだろう?そうだ、もちろんそうだ!”ってね。だから、バンドにいると楽観的になれるんだ。世界を制覇するんだと思い込むことができるんだ」
「僕たちはお互いに正反対だった。その緊張感が、多くの緊張を生み、多くの“シュトゥルム・ウント・ドラング(疾風怒濤/時代が激しく動き、大きな変化が社会に起こること)”を引き起こした。でも実は、それが全体を動かしていたんだ。
僕たちは今、このことに気づいた。すべてが終わってから何年も経ってから、僕たちはようやく“実はすべてを理解しているんだ”と気づいた。僕たちは皆、平和で、闘争の中で行ったことをとても誇りに思っているよ」