ABBAの長年のギタリスト、ラッセ・ウェランダー(Lasse Wellander)が死去。家族がSNSで発表。家族によると、最近、転移性癌であることが判明し、癌との闘いの末、4月7日に亡くなっています。70歳でした。
ウェランダーは、60年代前半にギタリストとしてのキャリアをスタートさせ、スウェーデンでローカル・バンドのメンバーとして活躍。1974年、ウェランダーはABBAの「Intermezzo No.1」と「Crazy World」のレコーディングに参加。ABBAのメインギタリストとなり、ヒット曲のいくつかで演奏し、1975年~1980年のツアーにも参加した。2021年にリリースされたABBAのアルバム『Voyage』にも参加した。
ABBAでの活動に加え、ウェランダーは7枚のソロアルバムをリリースし、そのうち2枚は1980年代半ばにアルバムチャートのトップ40にランクインした。2005年にはスウェーデン王立音楽アカデミーからAlbin Hagstrom Memorial Awardを授与され、2018年にはセッション・ミュージシャンとしての活動に対してスウェーデン音楽家組合からStudioraven Awardを授与された。