レーナード・スキナード　オリジナル・メンバーなしでバンドを継続させることを発表　「ライヴを続け、音楽を生かし続ける」

レーナード・スキナード（Lynyrd Skynyrd）は3月、最後に残った創設メンバーだったゲイリー・ロッシントン（Gary Rossington）を失いました。彼らは新たな声明の中で「ライヴ・パフォーマンスを続け、音楽を生かし続ける」ことを宣言し、オリジナル・メンバーなしでバンドを継続させることを発表しています。

レーナード・スキナードは声明で、こう述べています。

「過去36年間シンガーを務めてきたジョニー・ヴァン・ザントを中心とする現在のメンバーは、ゲイリーが早すぎる死を迎えた後、バンドを継続するかどうか迷っていました。バンド、ロニー・ヴァン・ザントとアレン・コリンズの家族、そしてデール・ロッシントンと話し合いを重ねた結果、この集団は統一した支持に達し、ライヴ・パフォーマンスを継続し、音楽を生かし続けることが、ファンや関係者の最善の利益になると考えています」

ゲイリー・ロッシントンの妻で、レーナード・スキナードでバッキング・ヴォーカルを務めたデイル・クランツ=ロッシントンは声明で、こう述べています。

「私は最近、41年以上連れ添った夫であるパートナーを亡くしました。彼は素晴らしい父親であり、祖父であり、兄弟であり、友人でしたが、最も重要なことは世界的なミュージシャンであり、ソングライターであったということです。この数年間、彼とステージを共にできたことは、私の名誉であり特権でした。彼の音楽は世界中の何百万人もの人々に感動を与えましたが、ゲイリーがいつも最初に言っていたのは“スキナードの音楽は、俺や他の誰よりも大きなものなんだ”ということでした。

ゲイリーは、音楽がいかに時代を超越したものであるかを表現するために、あらゆる機会にそれを知らしめ、兄弟たちのために音楽を生かすことを常に目標としていました。それが常に兄弟の夢だったのです。彼は、ロニー、アレン、スティーヴ、そして長年にわたる他のすべての人々のために、その夢を引き継ごうと生涯を費やしました。ここ数年、彼は物理的に現在のラインナップと一緒にステージに立つことはできませんでしたが、あらゆる方法で彼らをサポートしました。ジョニー、リッキー、そして他のバンド仲間のおかげで彼の夢は続き、彼のレガシーと音楽を未来の世代に伝え続けることができます」

また、バンドのオリジナル・ヴォーカリストである故ロニー・ヴァン・ザントの弟で、1987年以降、バンドでヴォーカルを務めるジョニー・ヴァン・ザント（Johnny Van Zant）は声明で、こう述べています。

「ゲイリーは俺の兄弟であり、バンドメイトであり、友人であっただけではない。俺が彼を大好きだったのと同じくらい、彼も俺を大好きだったと思う。俺たちはお互いのために何でもした。俺たちは笑い、転び、泣き、仲直りして、この36年間ステージを共にした。ゲイリーは、俺の兄ロニー、アレンと一緒にこのバンドを始め、時の試練に耐え、3世代のファンを越える音楽のレガシーを俺たち全員に残してくれた。1987年以来、彼らが創り出した音楽、そして俺たちが創り出した音楽は、常にライヴで体験することを意図していたものだった。俺たちは、創立メンバーの遺族や関係者と共に、この音楽が皆に愛され、楽しまれるために継続されるべきであると感じている。だから、俺たちはスキナード・ネーションのためにパフォーマンスを続けていく」

ロニーの妻であるジュディ・ヴァン・ザント・ジェンネスは声明で、こう述べています。

「レーナード・スキナードは、50年以上にわたって私の人生の一部でした。その旅は、愛、喜び、友情、そして悲劇に満ちたものでした。ロニー、ゲイリー、アレンの夢は、人々とつながる音楽を作ること、そしてその音楽をライヴで演奏することでした。亡くなった人たちが私たちに何を望んでいるのか、確かなことは言えませんが、ゲイリーが何を望んでいるのかは知っています。そして、ファンが何を望んでいるのかもわかっています。今はもういない人たちへの永遠の愛を示し、彼らに敬意を表するために、音楽は続いていくのです。レーナード・スキナード・ファミリーはこの決断で統一されています」

レーナード・スキナードは、4月29日にツアーに戻り、50周年のお祝いを続ける予定です。