HOME > ニュース >

「世界最大の音楽祭で演奏するのに世界で最も高価なギターは必要ない」 12万人の観客の前で1万円のアコギを演奏したギタリストが話題に

2023/03/31 18:20掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Bernth Brodtrager
Bernth Brodtrager
「世界最大の音楽祭で演奏するのに、世界で最も高価なギターは必要ないことを証明したい」。かつてギネス世界記録にも認定された大規模な音楽フェスティバルにて、12万人の観客の前で90ドル(約12,000円)のアコースティック・ギターを演奏したギタリストが話題に。

ユーチューバーのBernth Brodtragerは2019年、オーストリアのウィーンの中心部にあるドナウ島で開催された<Donauinselfest>のステージに立ちました。

<Donauinselfest>は2015年6月に330万人以上の来場者を集め、「1カ所で開催される音楽フェスの最大動員数」のギネス世界記録を保持し続けています。

Bernthは2019年、このフェスのヘッドライナーであるSeiler und Speerからギター担当を打診されました。Bernthは、「世界最大の音楽祭で演奏するのに、世界で最も高価なギターは必要ないことを証明したい」と考え、あえて、初心者向けで安いアコースティック・ギターを持って、彼のキャリアで最大のライヴに臨みました。

Bernthが投稿したビデオには、演奏中のソロをいくつか抜粋しています。実際、このギターの音はとても素晴らしく、フェスを生配信で見ていた多くの人は、Bernthが録音されたトラックの再生に合わせてパフォーマンスのふりをしていると思ったとコメントしたほどでした。



なお、残念ながら、このギターはハッピーエンドを迎えることはありませんでした。昨年、Bernthはこのギターのサウンドホールに水を入れ、「Waterworks」というタイトルのオリジナル曲を作っています。以下はその映像