Ahmir “Questlove” Thompson (Leon Bennett/FilmMagic), Toulouse, Marie, and Berlioz (©Walt Disney Pictures/courtesy Everett Collection)
映画『サマー・オブ・ソウル』でアカデミー賞とグラミー賞をダブル受賞した
ザ・ルーツ(The Roots)の
クエストラヴ(Questlove)。新たに監督する作品は、ディズニー映画『おしゃれキャット』のリメイク版。実写とCGを融合させたハイブリッド作品で、彼は本作のエグゼクティブ・プロデューサーと音楽監修も担当します。
脚本は、ハリウッド実写版『ピーターラビット』シリーズの監督・脚本・製作を務めたウィル・グラックと、ピクサー映画『2分の1の魔法』の脚本家キース・ブーニンです。
クエストラヴは声明で、こう説明しています。
「2020年のパンデミックの最初の数ヶ月間、僕は自分の中の9歳の子供に、1980年当時にはなかったような声を持たせることができた。毎日、1時間か2時間、楽しむための時間を作った。(最終的には、本や毎晩のDJセット、映画など多くが仕事に変わったけど、でも、最初は遊びだったんだ)。そこで生まれたもののひとつが、子供の頃に見たディズニーの名作を毎晩見ることだった。『おしゃれキャット』もそのひとつだった。その年に『サマー・オブ・ソウル』に参加したことで、いわゆる子供向けの作品を新しい目で見ることができ、ある感覚を持つことができた。もし、僕が沈黙を強いられるような状況でなかったら、これらの映画からインスピレーションを得ることはできなかったと思う。僕には、あの沈黙が必要だった。(また、全面的に告白すると、『おしゃれキャット』は、当時、母が僕にジャズを面白いと思わせてくれたきっかけでもある)。同じようにクリエイティブな道を歩み続け、自分の過去の一部を未来の一部にすることほど、やりがいのあることはない」