ザ・キンクス(The Kinks)の
デイヴ・デイヴィス(Dave Davies)は、デイリー・スター紙のインタビューの中で、ザ・キンクスでは兄弟ゲンカが絶えず、ライヴ前に
レイ・デイヴィス(Ray Davies)と、よく殴り合いになっていたと話す。そのため、「ボクシングをやっていたんだけど、ボクシングはザ・キンクスのトレーニングに適していたんだ。ガードを固めて、慎重に右ジャブを入れる、ってね。もっと花のような愛らしさがあればよかったんだけど…」とも話しています。
ザ・キンクスの喧嘩話と言えば、レイ・デイヴィスはかつて、1965年にカーディフのキャピタル・シアターで行われたザ・キンクスのコンサート中に起きたある事件について、Wales Onlineで話したことがありました。
ドラマーのミック・エイヴォリーが、デイヴが彼のドラムセットを蹴り倒したことにカッとなり、何千人ものファンの前で、デイヴをシンバルで攻撃しました。
レイは「あそこでザ・キンクスが終わっていたかもしれない。当時僕たちはまだ子供だった。それを忘れないでほしい。デイヴとミックは当時まだ17歳と19歳で、ずっと一緒に演奏していたんだ。あの夜、ミックは何かを決心して、弟の頭を切り落としたんだと思うよ!」と話しています。
事件後、デイヴは病院に緊急搬送され、16針を縫う手術を受けました。エイヴォリーは、自分がバンドメンバーを殺してしまったと確信して現場から逃走しました。
レイは、こう振り返っています。
「そう、警察はミックを殺人未遂で逮捕しようとした。(ニュース番組)『News At Ten』は、その夜、ある秘密の場所で彼にインタビューしていた」「逮捕された時、ミックは全てを否定しようとした。しかし、警官はこう言った。“エイヴォリーーさん、5,000人の目撃者がいますよ!”」