Van Halen - Dave Allocca, Getty Images
元
ヴァン・ヘイレン(Van Halen)の
マイケル・アンソニー(Michael Anthony)は、ヴァン・ヘイレンの
ゲイリー・シェローン(Gary Cherone)時代を「奇妙な時代」だったと振り返り、この時代の未発表曲には「本当に良い曲がいくつかあった」と話しています。
ヴァン・ヘイレンは1998年に『Van Halen III』はリリース。これはゲイリー・シェローン在籍時代の唯一のスタジオ・アルバムでした。
SiriusXMの番組『Trunk Nation』の中で、アンソニーは、ある外部要因がレコーディングプロセスをより困難にしていた話しています。
「(当時)アレックス (ヴァン・ヘイレン) が離婚しようとしていた。スタジオに入ると、彼は30分ほど録音した後、弁護士に会うために帰らなければならないこともあったんだ」
アンソニーによると、シェローンは当初、エディ・ヴァン・ヘイレンとは特に仲が良く、シェローンはアルバム制作中にエディの家の近くに住んでいたこともあると話しています。。
「ゲイリーはエドの家のそばのゲストハウスに引っ越してきていた。エドは夜中でも構わず、四六時中、彼に電話をかけて“ヘイ、アイデアがあるんだ!”と言っていた。ゲイリーもそれが少し嫌になり、ついにそこの家から引っ越したんだよ」
アンソニーによると、『Van Halen III』の制作で問題となったのは、主にテレビの仕事で知られるマイク・ポストを共同プロデューサーに起用したことだという。レコーディングのプロセスそのものが、バンドの過去の作品と比較して大きく異なっていました。
「彼はエドにある種の影響を与えようとしていたので、本当に奇妙で、不思議で、おかしな時期だった。僕にとって、ちょっと悲しかったのは、バンドが実際にスタジオで一緒にレコーディングした曲が、ほんの一握りすらなかったこと。それ以前はスタジオでみんなと一緒に全部レコーディングしていたのにね」
『Van Halen III』リリースの翌年、シェローンが脱退したため、次のアルバムの制作は中断されました。アンソニーは未発表曲について、こう話しています。
「ヴァン・ヘイレンのサウンドをもう少しストレートにしたような曲だった。仮タイトルが何だったか覚えていないけど、『Van Halen III』に収録されなかったものの中には、とても良いサウンドだと思ったのに、結局使われなかったものがいくつかあるんだ」