歯ブラシを使って刑務所を脱獄した2人の男、近くのファミレスで捕まる

歯ブラシを使って刑務所を脱獄した2人の男、近くのファミレスで捕まる。米ラジオ局NPRによると、2人の男は、歯ブラシと金属片で作った即席の掘削道具を使って、この刑務所の「建設設計上の弱点」を突いて壁に穴を開けて脱獄。しかし、大脱走でお腹が空いたのか、脱走からわずか数時間後に、近くのファミレスにいるのを目撃され、再び拘束されています。

この2人はジョン・ガルザ（37歳）とアーリー・ネモ（43歳）。2人は数ヶ月間、複数の容疑で拘留されていました。

事件は3月20日にバージニア州の刑務所で起きました。当局によると、彼らは午後に脱走しましたが、彼らがいないことに気付いたのは午後7時15分ごろの定期的な人員確認の時でした。

「さらなる調査により、男たちは外部につながる独房の壁に穴を開けて抜け、警備の壁をよじ登るように進んでいたことが判明しました」と保安官事務所は述べており、刑務所のレンガ壁の一つに丸い穴が開いている写真（写真上）を共有しています。

保安官事務所によると、男たちは「歯ブラシと金属製の物体で構成された原始的な作りの道具」を使って、「建設設計上の弱点」を突いたという。セキュリティ上の懸念を理由に、施設全体の構造上の問題が解決されるまでは、状況を詳しく説明しないとしています。

当局は同日の夕方、逃亡を警告し、顔写真を公開するとともに、白い防寒着を着た2人の男性に注意するよう地域住民に呼びかけました。その数時間後、16kmほど離れた海岸沿いの街のファミレス「IHOP」で2人の姿に気づいた人がいました。保安官は「通報してくれた市民に感謝している」とコメントしています。