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スライ&ザ・ファミリー・ストーンのスライ・ストーン 回顧録発売

2023/03/22 20:22掲載
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Sly Stone / Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)
Sly Stone / Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)
スライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly and The Family Stone)スライ・ストーン(Sly Stone)は回顧録『Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)』を海外で10月17日発売。出版元はWhite Rabbit/AUWA Books。

ストーンは本書を、ジーン・シモンズ、ブライアン・ウィルソン、ジョージ・クリントンなどの有名人の回顧録を共同執筆してきたベン・グリーンマンと共同で執筆。序文は、ストーンの新しいドキュメンタリーを監督するザ・ルーツのクエストラヴ(Questlove)が担当しています。

ストーンは声明でこう述べています。

「記憶にある限りずっと、人々は俺に自分の話をするように求めてきたが、俺はその準備ができていなかった。スライ・ストーンの真実の物語を語るためには、(本名の)シルヴェスター・スチュアートに戻るという新しい心構えが必要だった。すごいワイルドな旅だったし、俺のファンも楽しんでくれることを願っているよ」

White Rabbitの出版社であるリー・ブラックストーンは声明でこう述べています。

「北カリフォルニアの教会に通う音楽一家に生まれた幼少期、ファミリー・ストーンのヒット曲とサイケデリック・ファンクの黄金期、50年にわたる薬物使用との戦い、そして最終的に3年前にクリーンになったことまで、(この本は)スライの(従来の常識に反して、決して終わることのなかった)創作活動と私生活をあらゆる側面から取り上げています。20世紀を代表する音楽の天才の一人である彼の姿を明らかにしたもので、刺激的でありながら、もちろん哀愁も漂わせています」。

ブラックストーンによると、共同執筆者のグリーンマンは何年もかけてストーンを探し出し、回顧録を書いてもらえないかと頼んでいたそうで、このプロジェクトは10年前にジョージ・クリントンを介してつながったことから動き出したそうです。

「何年もの間、スタートとストップの繰り返しだった」「ほとんどの功績は、(マネージャーの)アーリーン・ハーシュコウィッツに与えられるべきで、彼がこの本を書くように説得してくれたんだ」と述べています。

ストーンは、ジェームス・ブラウンやジョージ・クリントンとともに、ファンク・ミュージックの発展を支えた重要人物の一人。スライ&ザ・ファミリー・ストーンは60年代から70年代にかけてヒットを飛ばしましたが、70年代後半になると、ストーンとバンドメンバーはドラッグに依存するようになり、バンドの成功は下降線をたどり始めます。80年代に入ってもキャリアを回復させることができなかったストーンは、1993年にロックの殿堂入りを果たした後、90年代から2000年代にかけては公の場に姿を見せることはほとんどなく、実質的に引退していました。

2011年、ストーンはホームレスとなり、バンで暮らしていたことが明らかにされました。彼は、80年代に結んだ不当な契約(マネージャーのジェリー・ゴールドスタインとの契約も含む)が自分の経済状況の原因だと主張しました。2015年、ストーンはゴールドスタインに対する訴訟で勝訴し、500万ドルを獲得しましたが、ストーンは1989年にロイヤリティを制作会社に譲渡したため、まだ回収することができていません。

出版社によると、ストーンは現在、今はクリーンで、ロサンゼルスに住んでいるそうです。