カルチャー・クラブ、訴えていた創設メンバーのジョン・モスに2億8千万円を支払うことに合意

カルチャー・クラブ（Culture Club）の創設メンバーであるドラマーのジョン・モスは、2018年のツアーから外されたことに抗議し、ボーイ・ジョージらを訴えました。来週から裁判が始まる予定でしたが、デイリー・ミラー紙やデイリー・メール紙などの英メディアによると、元バンドメイトがモスに175万ポンド（約2億8470万円）を直ちに支払うことに合意しました。

ジョン・モスは37年間一緒に演奏した後、2018年9月にマネージャーから「追放」されたと主張し、元バンドメイトのボーイ・ジョージ、ロイ・ヘイ、マイキー・クレイグに対して法的措置を取っていました。

来週から始まる予定だった裁判で、カルチャー・クラブの名称の価値、モスが追放されたと言われてからバンドが得た利益、そしてモスが受け取る権利がありそうな金額について判断する予定でした。

しかし、3月21日に出された裁判所命令によると、カルチャー・クラブはモスに有利な判決が下されることに同意し、元バンドメンバーたちは175万ポンドを直ちに支払うことに合意したとのことです。

ジョアンナ・スミス判事によって承認された命令書によると、モスはコンサートや商品に関するものを含め、カルチャー・クラブの名称とその使用に関するあらゆる権利を「放棄」することに同意しています。