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7人編成のハロウィン 次回作の曲作りに着手 マイケル・キスク語る

2023/03/21 15:27掲載
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Helloween - Photo: Martin Häusler
Helloween - Photo: Martin Häusler
ハロウィン(Helloween)は2021年、マイケル・キスク(Michael Kiske)カイ・ハンセン(Kai Hansen)を含んだ7人編成によるスタジオ・アルバム『HELLOWEEN』をリリースしました。そして現在、メンバーが次回作の曲作りに着手していることをマイケル・キスクが明らかにしています。キスクによると、次回作はカイ・ハンセン作曲の楽曲が増えそうです。

キスクは、カナダのThe Metal Voiceとの新しいインタビューでこう話しています。

「実は10日前、いや1週間前かな、カイから(彼が取り組んでいる)曲のデモが送られてきたんだ。とても嬉しかったよ。その曲は君が予想するようなものではなく、少し枠から外れたものだったからね。それがハロウィンのエキサイティングなところだといつも思っている。『Keeper [Of The Seven Keys: Part] I』と『Keeper [Of The Seven Keys: Part] II』は今では古典的なものになっているけど、(その前作)『Walls Of Jericho』のサウンドとは全く違っていた。でも、僕らにはそれを実行する度胸があった。そのおかげで、僕は今もここにいるのだと思っている。あのアルバムは、かなり大胆不敵でインパクトを与えたからね。そういったものは、常に若さの恩恵。たいていの場合、若い頃は非常に恐れを知らない。

ヴァイキー(ギタリストのマイケル・ヴァイカート)やカイの好きなところは、自分をごまかさないところ。彼らはただ曲を書いている。彼らは曲を作ること以外には何も機能しないし、それが何であろうと、それはそれでいいだ。

その曲は、ちょっとクイーンっぽい曲だった。ピアノのパートがたくさん入っていて、とてもオペラ的で、大きな合唱団がいる。その後、またロックになったりする、そういう感じ。カイ・ハンセンの交響曲のようなものだね。僕はとても気に入った。彼がそういうことをやってくれるのは嬉しい。バンドの他のメンバーに、これをやる度胸があればいいんだけど。僕ならやるよ」

キスクは前作『HELLOWEEN』では何も書いていません。次回作には何か音楽的なアイデアを提供するのかと聞かれたキスクは、こう答えています。

「わからないよ。僕はそれほどメタルのソングライターではないんだ。10代の頃はそうだったんだけどね。でも最近はメタルの曲は書かず、なんとなくアコースティックギターで曲を作っている。ハロウィンの曲になりそうなものがあれば、もちろんそれを皆に提示して、彼らがそれに刺激を受けたら何かが起こるだろう。でも、今このバンドにはたくさんのソングライターがいる。アンディ(デリス)、サッシャ(ゲルストナー)、ヴァイキ、ハンセンの4人が、みんなに愛されるような曲を書くことができる。それで十分すぎると思う。何かアイデアがあれば、それをこっそり持ち込む。でも、あまり無理はしないかな」

ハロウィンの残りのメンバーも次回作のために作曲を始めているかどうかについては、こう語っています。

「アンディが曲を書いていることは知っているし、カイがたくさんの曲を書いていることも知っている。カイは前回は少し怠け者だった。彼はあの素晴らしい1曲、(12分の)“Skyfall”しかなかった。3曲分くらいに値するかもしれない、だから正当な理由なんだけど、僕は彼にもっと多くのことを望みたかった。そして今回、彼はもっとたくさんの曲を発表してくれると思う。少なくとも、それが僕の印象であり、感じていることだよ。今回、彼からはもっと多くのものが出てくるかもしれない。アンディは常にゲームの中にいる。アンディはただ座って10曲書くことができる才能を持っている。どうやっているのか、僕にはわからないよ」