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ピンク・フロイド『狂気』50周年記念ドキュメンタリー映像第1弾「レコーディング」編公開

2023/03/20 15:51掲載
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PINK FLOYD'S THE DARK SIDE OF THE MOON 50TH ANNIVERSARY LOGO
PINK FLOYD'S THE DARK SIDE OF THE MOON 50TH ANNIVERSARY LOGO
2023年3月1日、ピンク・フロイド(Pink Floyd)のアルバム『The Dark Side of the Moon(邦題:狂気)』が発売から50周年を迎えました。50周年記念して、同作の制作過程をメンバーや関係者が語るドキュメンタリー映像の第1弾「Episode 1 - レコーディング」 が公開されています。このドキュメンタリー映像は、今後テーマごとに何回かに分けて公開される予定です。

●Episode 1 - 50 Years In A Heartbeat: The Story Of The Dark Side Of The Moon (Recording)

<日本語訳>

PINK FLOYD The Dark Side Of The Moon

-David Gilmour at Abbey Road Studio with Black Strats

1972年はピンク・フロイドにとって忙しい年だった。1月はリハーサルで始まり、『狂気』をブライトンのザ・ドーム(現ブライトン・ドーム)で初めて試したが、技術上の問題で「マネー」の途中で中断してしまった。

全英ツアーの残りの日程は成功し、『狂気』プロジェクトも形になっていった。2月にはサウンドトラック『雲の影』をエルヴィル城(Château d'Hérouville)で制作。その後日本と北米のツアーを経て、レコーディングのためにアビー・ロード・スタジオに入った。続いてローラン・プティ率いるマルセイユ国立バレエ団に伴うヨーロッパ・ツアーが行われた。1973年の1・2月には、アルバム完成に向けてアビー・ロード・スタジオでさらなるセッションが行われた。


(曲「マネー」)


ロジャー・ウォーターズ:「『狂気』は何としても表現したかった政治的・思想的・人道的な共感の形だった」


(曲「アス・アンド・ゼム」)


リチャード・ライト:「『狂気』ではバンドが一体となって取り組んでいた気がする。とてもクリエイティヴな時期だったね。みんなとてもオープンだったし」


ロジャー:「まだ共通のゴールがあったんだと思う」


ニック・メイスン:「4人全員で話し合って、今でいうコンセプト・アルバムを作ることになった」


-Howard Goodall :Comoser and Broadcaster
ハワード・グッドオール(作曲家・ブロードキャスター):「リリースされた1973年当時『狂気』が革新的で新鮮だったのには理由がある。アビー・ロード・スタジオのスタジオ2と3で1年間にわたってきめ細かなレコーディングが行われたこのアルバムは、いくつかの大きなテーマに沿っていた。特にロジャーの考えたテーマが大きかった。狂気、孤立感、疎外感、悲しみなどが、逆に温かみのある楽しい雰囲気の音楽で表現されることが多かった。


ロジャー:「人生観に影響を与えることがらがいくつか出てくる。狂気、死、共感、貪欲など、その人を特定の方向に押しやってしまう力を持つプレッシャーが存在するんだ」


グッドオール:「ピンク・フロイドはアルバムの1面全体だけではなく、最初から最後まですべてを繋げるということをこれの前の2作(前作が『雲の影』その前が『おせっかい』)で始め、『狂気』で大成功を収めた」


ロジャー:「“空中で呼吸をしろ/気にすることを恐れるな('Breathe in the air / Don't be afraid to care')”ということさ」


デヴィッド・ギルモア:「曲や全体の文脈の中で、そういうシンプルな忠告が受け容れられる姿勢が聴く側にできていたと思う。自分の意見を固守して、真の人生を送るための準備としてね」


(曲「生命の息吹き」)


リチャード:「とてもハッピーでクリエイティヴで楽しい時期にこのアルバムを作ったと思っている」


ニック:「僕たちのキャリアの中でも最も集中した時期のアルバムだね」


デヴィッド:「ミックスを最後まで通しで聴いたときのことをはっきり憶えている。実にファンタスティックなものを作ったぞと思ったんだ」


ロジャー:「このアルバムには作り物的な箇所が一切ないんだ。不自然さも一切ない。だからこそ息の長い作品になっているのかもしれないね」


(曲「狂気日食」)


アルバムはビルボードのチャート初登場1位となり、それ以来全世界で合計4500万枚以上を売り上げているほか、33年間にわたってトップ200にチャート・インし続けた。

【『狂気』50周年記念盤3タイトル商品概要】

<デラックス・ボックスセット>
PINK FLOYD 『The Dark Side Of The Moon -50th Anniversary Box Set』 / ピンク・フロイド 『狂気-50周年記念盤ボックス・セット』
2023年3月24日発売
■輸入盤のみの発売 品番:19658713451 価格:オープンプライス
【完全生産限定盤】 デラックス・ボックス・セット
• 『狂気』 2023最新リマスター CD&LP
•『ライヴ・アット・ウェンブリー1974』 CD&LP
•『狂気』ATMOS MIX   BLU-RAY(AUDIO)
•『狂気』5.1 MIX+HIGH-RES REMASTERED STEREO MIX  BLU-RAY(AUDIO)
•『狂気』 5.1MIX + REMASTERED STEREO MIX  DVD(AUDIO):
•72年―1975年の全英・全米ツアーからレア・未発表写真を収録した豪華160ページ・ハードカバー・フォト・ブック
•オリジナル盤の76ページ楽譜集
•オリジナル7”アナログ・シングル復刻×2枚(「マネー/望みの色を」と「アス・アンド・ゼム/タイム」)
•ポスター4枚、ポストカード2枚
•1973年にロンドン・プラネタリウムで行われた『狂気』試聴会のEMI制作パンフレットおよび招待状のレプリカ。

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<ライヴ盤>
ピンク・フロイド 『狂気:ライヴ・アット・ウェンブリー1974』
PINK FLOYD/ THE DARK SIDE OF THE MOON - LIVE AT WEMBLEY EMPIRE POOL, LONDON, 1974
2023年3月24日発売
■CD:SICP-6509 税込2,750円 税抜2,500円
【完全生産限定盤】日本独自紙ジャケット仕様/見開きジャケット・巻き帯/解説・歌詞・対訳付/ポスター封入/日本国内プレスCD
■LP:SIJP-139 税込4,400円 税抜4,000円
【完全生産限定盤】アナログ / 輸入盤国内仕様/見開きジャケット/日本独自巻き帯/解説・歌詞・対訳付/ポスター2枚封入

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<日本独自企画>
ピンク・フロイド 『狂気-50周年記念SACDマルチ・ハイブリッド・エディション(7インチ紙ジャケット仕様)』
Pink Floyd/The Dark Side Of The Moon-Hybrid Multi-ch Edition-
【完全生産限定盤】  2023年4月19日発売 SICP-10143 税込6,600円 税抜6,000円
【パッケージ】 7インチ紙ジャケット仕様(超レア!日本盤クアドラフォニック“金帯”を復刻)
【収録内容】 SA-CD MULTI HYBRID:アルバム『狂気』(CD層は通常CD機器で再生可能)
SACD, Hybrid, Multichannel, Stereo, Remastered, 5.1ch Surround Sound
【15大特典】 <1972来日公演関連復刻> ①「フォト・ブック」(全48P)②「ツアー・パンフレット」 ③④「チケット2種」 ⑤「ツアー告知ポスター」 ⑥「公演会場で配布された幻の歌詞リーフレット『月の裏側-もろもろの 狂人達の為への作品-』」⑦ツアー告知フライヤー ⑧宣伝用チラシ ⑨来日記念ステッカー⑩⑪来日記念盤シングル・ジャケット2種 <オリジナルLP関連復刻> ⑫⑬ポスター2種 ⑭⑮ステッカー2種