パーラメント・ファンカデリックの結成メンバー　シンガーのファジー・ハスキンズ死去

パーラメント（Parliament）・ファンカデリック（Funkadelic）の結成メンバーでシンガーのファジー・ハスキンズ（クレランス・"ファジー"・ハスキンス／Clarence Eugene "Fuzzy" Haskins）が3月17日に死去。ジョージ・クリントン（George Clinton）がSNSで発表。死因は明らかにされていません。81歳でした。

ファジー・ハスキンズは1941年6月ウェストバージニア州生まれ。

1950年代にジョージ・クリントンが結成したドゥーワップグループ、ザ・パーラメンツ (The Parliaments) に参加し、「(I Wanna) Testify」のヒットを放つ。契約問題のため、バック・バンドと共にファンカデリック名義での活動を始め、その後、パーラメントとしても活動するようになった。グループがファンクのパイオニアへと変貌を遂げた頃、ハスキンズはシンガーとして、またソングライターとして重要な役割を担った。1977年にパーラメント・ファンカデリックを脱退し、ソロ活動を開始する。1976年、P-Funkのメンバーをバックミュージシャンに迎えて『A Whole Nother Thing』を発表。その2年後に『Radio Active』を発表した。

1980年代には、他の元P-Funkのメンバーと共にファンクバンド、ファンカデリック（Funkadelic）を結成。1990年代には、パーラメントのオリジナル4人で構成されたグループ、オリジナルP（Original P）でツアーを行った。

1997年にパーラメント・ファンカデリックのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たし、2019年には、パーラメント・ファンカデリックにグラミー生涯功労賞が贈られた。