1969年、ゴードンは、デラニー&ボニーのバックバンドを務めていたエリック・クラプトンと出会う。クラプトンは後に、ベーシストのカール・レイドル、キーボーディストのボビー・ウィットロックとともに、ゴードンを自身の新バンド、デレク・アンド・ザ・ドミノスに迎え入れることになる。彼らはまず、ジョージ・ハリスンの『All Things Must Pass』のバックバンドを務めた後、自分たちのアルバムをレコーディングした。
1970年に発表した唯一のスタジオアルバム『Layla and Other Assorted Love Songs(邦題:いとしのレイラ)』は、ロック史に残る名盤として知られている。ゴードンは全曲でドラムを演奏し、このアルバムの代表的なシングル曲「Layla」ではクラプトンと共作した。