スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)はトム・ウェイツ(Tom Waits)の大ファンで、これまで何度もコラボレーションを打診しているという。2012年アルバム『Story Of Light』に収録されている「John the Revelator」はもともと、ウェイツに興味があるかどうかを確認するために送った曲だったという。MusicRadarのインタビューの中で話しています。
「John the Revelator」は伝統的なゴスペル・ブルース・ソングで、1930年にブラインド・ウィリー・ジョンソンがレコーディングして以降、さまざまなアーティストがこの曲を演奏しています。
「トム・ウェイツ。トム・ウェイツなんだけど、彼はそのようなコラボレーションはしないし、僕も何度も挑戦したんだ。僕のアルバム『Story Of Light』に“John The Revelator”という曲があるんだけど、あれはトムに興味があるかどうかを確認するために送った曲なんだ。彼の返事は基本的にノーだった。
僕は彼のことを個人的に知っているし、何度も会う機会もあった。“John The Revelator”は古くからある古典的な作品だから、とても興味深かった。彼は“この曲は多くの人がやっていて、本当に自分なりのやり方でやっている”と言っていた。トムの誠実さは万全なんだ。彼は、自分の心が共鳴できると感じたものしかやらないんだよ。
スティーヴ・ヴァイとトム・ウェイツを同じ文章で言うなんて、まったくもって奇妙なことだけど、彼は生きているアーティストの中で一番好きなんだ。面白いことに、その数年後、彼は自分のヴァージョンの“John The Revelator”を発表した。それ以外では、彼のお気に入りの人たちとコラボレーションをすることができたよ。