電子音楽とケルト音楽や西アフリカの伝統音楽を融合させたイギリスの音楽グループ、
アフロ・ケルト・サウンド・システム(Afro Celt Sound System)。創設メンバーで中心人物の
サイモン・エマーソン(Simon Emmerson)が死去。グループのSNSアカウントで発表。67歳でした。
以下、声明より
「3月13日(月)、親愛なるサイモン・エマーソンが長期の闘病の末、穏やかに亡くなったことことを、謹んでお知らせします。
サイモンは、その音楽と無限の知恵を通して、何百万人もの人々の心に触れました。彼のレガシーは、彼が集めた素晴らしい仲間たちとともに残り、彼らは天からの導きによって、彼の音楽の魔法を生み出し続けることでしょう。
私たちのファン、友人、アーティスト仲間は、この困難な時期に家族のプライバシーを尊重するようお願いしたいと思います。
年内にトリビュート・メモリアル・コンサートの計画があり、詳細はすべてのプラットフォームで発表される予定です。
ありがとう、そして愛と光を皆さんに」
サイモン・エマーソンは1956年3月イギリス・ロンドン生まれ。レコードプロデューサー、ギタリスト、DJとして活躍。
プロデューサーとしてはバーバ・マールのアルバム『Firin' in Fouta』でグラミー賞にノミネートされた。
またエマーソンはキャリア初期にはサイモン・ブースという名義で活動し、
ヤング・マーブル・ジャイアンツ(Young Marble Giants)の
アリソン・スタットン(Alison Statton)と
ウィークエンド(Weekend)を結成。その後、ワーキング・ウィーク(Working Week)に在籍していた。
エヴリシング・バット・ザ・ガール(Everything But the Girl)のデビューアルバム『Eden』ではギターを担当した。
アフロ・ケルト・サウンド・システムは、ピーター・ガブリエルの「リアル・ワールド・スタジオ」で行われている「リアル・ワールド・レコーディング・ウィーク」の1995年のセッションの中でエマーソンを中心に結成された。様々なゲストアーティストを起用して7枚のアルバムをリリースした。2003年には一時的にアフロ・ケルツと改名したが、その後、元の名前に戻った。