HOME > ニュース >

メタリカ レコードプレス工場を買収

2023/03/15 00:55掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Metallica
Metallica
メタリカ(Metallica)はレコードプレス工場の買収を発表。米ビルボード誌によると、米バージニア州アレクサンドリアにある工場、Furnace Record Pressingの過半数の権利を取得しました。

メタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)は声明の中で、「Furnace社とのパートナーシップを次のレベルに引き上げることができ、これ以上ないほど嬉しい」と述べ、またジェイムズ・ヘットフィールド(James Hetfield)は「(この工場は)メタリカにとって、そしてもっと重要なのはファンにとって素晴らしい存在である」と述べ、この買収によって、レコード購入希望者が「今後も高品質のレコードを手に入れることができるようになる」と述べています

Furnace社は、過去10年にわたり、メタリカのためにレコードをプレスしてきました。近年、サプライチェーンの問題や製造の遅れが指摘される中、この工場はメタリカのアルバムのほとんどを入手できるようにするのに努力を重ねていました。次第にバンドのマネージメント会社Q PrimeとFurnace社は親密になっていき、今回の決断に至っています。Q Primeのマーケティング責任者であるブラント・ワイルは「メタリカのレコードが品切れになることは絶対に避けたい。我々のリリース計画を製造のタイムラインによって左右されたくなかった」と話しています。

米ビルボード誌によると、Furnace社の日常業務はほとんど変わらず(1月からはメタリカの近日発売のアルバム『72 Seasons』をプレスしている)、メタリカのためのものだけでなく、他のプロジェクトにも対応し続ける予定だという。「彼らは、業界全体の品質とサービスを維持したいと考えている」とFurnace社のCEOであるエリック・アスターは言っています。