ミック・マーズは離脱する前　モトリー・クルーの他のメンバーとうまくいっていなかった、友人カーマイン・アピス語る

モトリー・クルー（Mötley Crüe）のツアー活動から離れたミック・マーズ（Mick Mars）。マーズの親しい友人であるドラマーのカーマイン・アピス（Carmine Appice）によると、マーズは離脱する前、モトリー・クルーの他のメンバーとうまくいっていなかったという。ultimate-guitar.comのインタビューの中で話しています。

Ｑ：あなたがミック・マーズと親しい友人であることは知っています。モトリー・クルーからの離脱についてどう思いますか？

「これまでミックと話してきたことを話すけど、彼は“スタジアム・ツアーに参加したとき、僕はハッピーじゃなかった”と言っていた。基本的に、すべて（の演奏）が（事前に）テープに記録されていた。すべて計画的に行われ、最終的には多くのクソみたいなことをやることになった。ミックはかなり優れたプレイヤーだ。今さら彼を解放して好きなようにプレイさせるなんて、彼にとっては決してうまくいかないことだった。実際のところ、モトリー・クルーとの関係はここしばらく奇妙なもので、ミックはすべてがテープに残されていることを嫌っていた。ミックが言うには、見に来た人たちは、すべて事前に録音されたもので、すべてがテープに記録されていることがわかるそうだよ。

スタジアムで演奏すると、いろいろなものがモニターに流れてきたり、流れてこなかったりするのがわかる。それにヴィンスのヴォーカル、ベース、ドラム、ギターなど、すべてがテープに録音されているのは明らかだった。ミックは“俺はこういうのを弾ける。演奏したい。演奏しているふりをしたくない”と怒っていた。だから、それが彼が“もういいや、終わり”と言った理由のひとつだと思う。確かに、彼が抱えている病気は何の役にも立たないし、ツアーでの生活も楽ではない。でも、ミックはすべてのリックを弾くことができるし、そうすることを許されていた」

Ｑ：では、ミックは他のバンドとうまくいっていなかったのですか？

「彼は自分の移動手段を持っていて、他のメンバーがどこにでも飛行機で飛んでいく中、一人でバスで移動していた。彼は“あいつらは金の無駄遣いばかりして、ライヴのたびに飛行機に乗っている”と言っていた。彼らはみんなロックスターになるために忙しかったが、ミックはただ音楽を演奏したかったんだ。ミックは、どこにでも飛んでいって、時間とお金を無駄にすることに興味がなかったので、バスで移動していた。彼らのライフスタイルは彼とは違うから、いろいろと意見が対立した。彼はもう限界だったんだと思う。彼らは最後のツアーをやったはずなのに、また戻ってきた。そしてスタジアム・ツアーを行い、それが最後となるはずだった。それから、彼らが再び戻ってきたとき、彼は“やりたいならどうぞ。こんなことに付き合うのはごめんだ”と言ったんだよ」