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ビリー・ジョエル 20年以上も新曲を発表しない理由を語る 「自分の曲の25%を書き直したい」とも

2023/03/13 17:51掲載
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Billy Joel
Billy Joel
ビリー・ジョエル(Billy Joel)は20年以上にわたって新曲を発表していません。なぜなのでしょうか? その理由をロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューの中で話しています。また同じインタビューの中で、ジョエルは、もしもう一度やり直すとしたら、自分の曲の「少なくとも25%」は書き直したいとも話しています。

ジョエルは1993年にアルバム『River of Dreams』をリリースして以来、オリジナルのポピュラー音楽のアルバムをリリースしていません。

Q:あなたは今でもツアーを行っていますが、新曲を発表していない数少ないレガシーアクトの1人です。観客が聴きたいと思っているもの、つまり昔のヒット曲を観たいという経験から、レコーディングをやめるという決断が正しかったと証明されたのでしょうか?

「正しいか正しくないかで判断したわけではない。ただ、そろそろ曲を書くのをやめる時が来たような気がしたんだ。もう同じようなモチベーションがなかった。良い新しい音楽を作るにはインスピレーションが必要で、それがないのなら悩む必要はない。単調な繰り返しはやらない、冗談じゃない」

Q:新曲の良し悪しを判断するバロメーターは何ですか?

「いつでもわかる。ただ、書くのが辛くなってきたのも事実だ。楽しみがなくなってしまった。ヘミングウェイの面白い言葉を読んだ。ある人がヘミングウェイに“なぜあなたの作品を読むのはこんなに簡単なのですか”と尋ねたそうです。するとヘミングウェイは、“だって、書くのがすごく大変だったんだからね”と言ったそうです」

ジョエルは同じインタビューの中で、もしもう一度やり直すとしたら、自分の曲の「少なくとも25%」は書き直したいとも話しています。

1989年アルバム『Storm Front』収録の「When in Rome」や、1980年アルバム『Glass Houses』収録の「C'Etait Toi (You Were the One)」を筆頭に、「撤回したいと思うほど、本当にひどい曲を書いてきた」と彼は言っています。

「C'Etait Toi (You Were the One)」については、「僕はフランス語を話せないので、自分が何をやっていたのかわからない。6、7曲はいい曲ができたと思ったら、最後にアルバムを埋めるために2曲ほど搾り出したものを入れることもあった。今となっては、そんなことするんじゃなかったと思っているよ」