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2022年の米国 アナログレコードの販売枚数がCDを上回る 1987年以来初めて

2023/03/10 09:21掲載
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vinyl  (c) PA IMAGES
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全米レコード協会(RIAA)は、2022年の米レコード音楽産業についての新しいレポートを発表。それによると、米国では2022年、アナログレコードの販売枚数がCDを上回りました。これは1987年以来初めてです。CDの販売枚数は2021年の4700万枚から28%減少して3300万枚、アナログ盤は2021年の4000万枚から3%増加して4100万枚でした。2022年のアナログ盤の収入は17%増の12億ドルで、フィジカル・フォーマットの売上の71%を占めています。CDの収入は18%減の4億8300万ドルでした。

米国のエンターテイメントデータを収集・解析するLuminate(旧:Nielsen Music)によると、2022年に最も多くのアナログ盤を販売したのは、テイラー・スウィフトの『Midnights』で94万5000枚を売り上げました。次いでハリー・スタイルズの『Harry’s House』(48万枚)、オリヴィア・ロドリゴ『SOUR』(26万3000枚)、ケンドリック・ラマー『good kid, m.A.A.d city(25万4000枚)、フリートウッド・マック『Rumours』(24万3000枚)がトップ5を飾っています。

新しいレポートによると、米国のレコード音楽産業は、2022年に史上最高の159億ドルに達し、7年連続の成長を達成しました。ストリーミングの全体的な成長は近年横ばいになっていますが、米国での有料料サブスクリプションの契約数は2021年の8400万人から9200万人に増加し、業界全体の売上の84%を占めています。

一方、YouTubeや無料版Spotifyなどのプラットフォームから得られる広告付きストリーミング収入は6%増の18億ドルでした。