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ニュー・オーダー「Blue Monday」40周年 誰がインスパイアし、誰がインスパイアされたのか? 影響を与えた曲と受けた曲を特集

2023/03/08 18:15掲載
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New Order
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ニュー・オーダー(New Order)が代表曲のひとつ「Blue Monday」の12インチ・シングルを1983年3月7日にリリースしてから40周年を迎えました。

誰がインスパイアし、誰がインスパイアされたのか? 英ガーディアン紙では、この曲の誕生に影響を与えた曲、そして「Blue Monday」が先に存在していなければ存在しなかったであろう曲を5曲ずつ紹介しています。

<『Blue Monday』以前>

●Ennio Morricone - For a Few Dollars More (1965)



「ピーター・フックは”Blue Monday”のリフは、セルジオ・レオーネの傑作スパゲッティ・ウエスタンのスコアをスタジオで見て、そのリードギターにインスピレーションを得ていると語っていた」

●Kraftwerk - Uranium (1975)



「“Blue Monda”のサンプリングや、OMDのオーケストロン多用サウンドへのこだわりを考えると、クラフトワークの『Radio-Activity』は商業的に成功しなかったアルバムだが、80年代初期の英国ポップに著しい影響を与えたと言える」

●Sylvester - You Make Me Feel (Mighty Real) (1978)



「“Blue Monday”への影響が議論されるたびに、誰かが(Gerry and the Hologramsのポストパンク・ノベルティ曲のシンセサイザー・リフを挙げるだろう。バーナード・サムナーはこの曲を聴いたことがないと否定している。公正を期すために言えば、ニュー・オーダーはこの曲の他の盗用についてほとんど口を挟んでおらず、代わりにMighty Realのオクターブ跳躍ベースラインに根ざしていると示唆している」

●Donna Summer - Our Love (1979)



「“Blue Monday”の最も有名な点はリズムトラックだろう。これはドナ・サマーとプロデューサーのジョルジオ・モロダーの1979年の傑作『Bad Girls』の“Our Love”(Temptationへの影響も間違いなくある)から丸ごと借りたものだ。興味深いことに、このアルバムの最後の2曲、“Lucky”と“Sunset People”は、“Blue Monday”の雰囲気が漂っており、ダンスフロアにフォーカスしたエレクトロニクスに、遠くから聞こえるメランコリックなボーカルが乗っている」

●Klein & MBO - Dirty Talk (1982)



「サムナーは、イアン・カーティスの死後、ニュー・オーダーは、友人が編集したイタロ・ディスコのテープを聴いて、落ち込んでいた気持ちを奮い立たせたと語っていた。サムナーのお気に入りだったイタリアとアメリカのデュオ、Klein & MBOOの大ヒット曲のおしゃべりなシンセサイザーを聴いてみてください」

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<『Blue Monday』以降>

●Bobby O - Giving Up (1984)



「イタロ・ディスコやhi-NRGに影響を受けたトラックが、hi-NRGに影響を与えることになったという事実には、素敵な循環性がある。この曲の最も熱心な弟子はプロデューサーのボビー・オーランドで、彼は基本的に“Blue Monday”に新しいヴォーカルを加えたシングルを少なくとも2枚リリースした。“Giving Up”はそれほどあからさまではないが、それでも“Blue Monday”のDNAはまだはっきりと残っている」

●Kreem - Triangle of Love (1986)



「初期のデトロイト・テクノ・シーンにニュー・オーダーが及ぼしていた支配力を示す、無名だが、興味深い作品である。ジャンルを確立したベルヴィル・スリーのメンバー、デリック・メイ、ホアン・アトキンス、ケヴィン・サンダーソンの3人が“Blue Monday”のイメージで作られたシングル“Triangle of Love”の制作に関わった。サウンド的には“Blue Monday”を意識している。メイのダブ・ミックスは、複数のヴァージョンの中でも特におすすめ」

●Pet Shop Boys - In the Night (1985)



「ニール・テナントは“Blue Monday”を初めて聴いたとき、“涙が出そうになった”と語っているが、それは生まれたばかりのペットショップ・ボーイズが目指していたサウンドに似ていたからだ。彼らの80年代の作品の多くにニュー・オーダーの影響が見られるが、“In the Night”のベースラインはその中でも特に強力な例である」

●Kylie Minogue - Can’t Get Blue Monday Out of My Head (2002)



「イギリスのポップカルチャーにおけるブルーマンデーの位置づけを証明するもの。DJ兼プロデューサーのエロル・アルカンが密かにリリースした12インチを基にしており、ニュー・オーダーだの一目でわかるバックトラックと“Can't Get You Out of My Head”のメロディーをマッシュアップしたこの曲は、その後、世界的に知られるようになり、ミノーグは2002年のBritで披露した」

●Rihanna - Shut Up and Drive (2007)



「ニュー・オーダーのメンバーは“Shut Up and Drive”で共同作曲のクレジットを得ており、そのメイン・リフは明らかに“Blue Monday”をベースにしている。緊張感のあるマシーンリズムとニューウェーブギターで、曲全体が80年代初頭を想起させるように意図されている」