Tears For Fears / The Hurting
ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears for Fears)が1983年3月7日にリリースしたデビュー・アルバム『The Hurting』。発売40周年を記念して、2つのアニヴァーサリー・エディションが発売されます。2作品とも海外で5月12日発売。1つには未発表音源も含まれます。
1つは、アビーロード・スタジオの名エンジニア、マイルス・ショーウェルが手がけたハーフスピード・マスタリングのアナログレコード。
もう1つはリマスター/レストアの魔術師
スティーヴン・ウィルソン(Steven Wilson)による新しいDolby Atmos Mixと5.1 Mixを収めたBlu-ray audio。ウィルソンは過去にティア・フォー・フィアーズのアルバム『Songs from the Big Chair』『The Seeds of Love』『The Tipping Point』の空間オーディオ・ミックスも手がけています。
またBlu-ray audioには、これまで未発表だった2曲、「Mad Word (Mike Howlett Version)」と「Watch Me Bleed (Mike Howlett Version)」がボーナストラックとして収録されます。
このBlu-ray audioは、SuperDeluxedition限定で販売されます。
未発表音源2曲について、プレスリリースにはこう書かれています。
「このボーナストラックの背景には、興味深いストーリーがあります。スティーヴン・ウィルソンがリミックス用のマルチトラックテープを渡されたとき、彼はアルバム収録曲の2つの未発表ヴァージョンを見つけました。それは“Mad World”と“Watch Me Bleed”で、“Pale Shelter”の最初のシングル・ヴァージョンを手がけたマイク・ハウレットがプロデュースしたものだった。ハウレットはアルバムをプロデュースすることになったかもしれないが、彼とティアーズ・フォー・フィアーズの仕事上の関係は短命に終わる運命にあった。ローランド・オーザバルは2013年(30周年記念)に筆者に“彼はあらゆるものにLinnDrum(マシン)を使おうとしていたので、僕たちはあまり良く思っていなかった”と説明している。また、カートは“マイクは僕らにとって商業的すぎる”と考えていた。マイク・ハウレットは最終的にクリス・ヒューズとロス・カラムに『The Hurting』のプロデュースの道を譲ることになった。
マイク・ハウレットがプロデュースした作品は“Pale Shelter”のファースト・シングル・ヴァージョンを除けば、これまで一度もリリースされておらず、ローランドとカートは、これらの楽曲が最初にレコーディングされて以来、自分たちでも聴いたことがなかった。これは歴史的な発見であり、これらのレア音源は40年間発見されずに保管庫に眠っていた(おそらくステレオにミックスされなかったからだろう)。この2曲はスティーヴン・ウィルソンによって新たにミックスされ、特別ボーナス音声としてBlu-rayに収録されている」
■SuperDeluxedition内 商品ページ
https://www.thesdeshop.com/collections/tears-for-fears
■『The Hurting Limited Edition Blu-Ray』
01. The Hurting
02. Mad World
03. Pale Shelter
04. Ideas as Opiates
05. Memories Fade
06. Suffer the Children
07. Watch Me Bleed
08. Change
09. The Prisoner
10. Start of the Breakdown
11. Mad World (Mike Howlett Version)
12. Watch Me Bleed (Mike Howlett Version)