レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)の
ジョン・フルシアンテ(John Frusciante)はかつて、朝7時に
ジェーンズ・アディクション(Jane's Addiction)の
ペリー・ファレル(Perry Farrell)に電話をかけ、「目に入った蛇を出すにはどうすればいい?」と聞いたことがあるという。フルシアンテはこの時期、ドラッグを多用していました。
ジェーンズ・アディクションの評伝『Whores: An Oral Biography of Perry Farrell and Jane's Addiction』の中で、フルシアンテが明らかにしています。本の抜粋がlouderで公開されています。
フルシアンテにとって、ペリー・ファレルは薬物使用に関するアドバイスを信頼し尊敬していた数少ない人物の一人でした。
フルシアンテは当時を振り返っています。
「生きている喜びを感じられなくなった。ヘロインとコカインをずっとやっていると、自分に戻ったような気がしたんだ。
以前、朝の7時くらいにペリーに電話して“目に入った蛇を出すにはどうすればいい?”と聞いたことがある。彼は“え?”と言ったので、僕は“目の中に蛇がいるんだ、どうやったら取り除けるの? バスルームの鏡を見ると、目の中に小さなヘビがいるんだ。蛇の声も聞こえるし、変な小さな音もする。蛇が頭を出してきて、僕はそれを掴もうとした。蛇を引きずり出そうと、目の中に手を入れた。そうやって目を酷使したんだ。トイレにこもって何時間もやっていた。目が勝手に閉じてしまって、目を開けようと、もがいた。無駄だった”と言った。
ペリーに電話して“蛇に目をつぶされた”と伝えた。ペリーは僕がバランスを崩していると言って、陰が多くて陽が足りないというようなことを言っていた。その後、ペリーはゴーグルをくれた。それは屋根に登って幽霊と戦うときの僕の格好だった。ゴーグルをつけて、スキーマスクをつけて、体のあらゆる部分を覆っていた。穴はない... どこもかしこも、僕の中に入ってこれなかった」
ファレルはフルシアンテにドラッグを使わないよう最善を尽くしたという。「ペリーは(ドラッグの使用を)完全に止めるように説得してくれた」と話しています。