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チャック・ベリーが他のギターの弦が切れたときに急遽演奏したギブソン・ファイヤーバード 競売へ 予想価格は330万円

2023/03/06 19:49掲載(Last Update:2023/03/07 00:35)
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Chuck Berry - The London Rock and Roll Show 1972 (Image credit: Gardiner Houlgate)
Chuck Berry - The London Rock and Roll Show 1972 (Image credit: Gardiner Houlgate)
チャック・ベリー(Chuck Berry)が1972年にイベントでヘッドライナーを務めた際、演奏の途中でメイン・ギターの弦が切れてしまったため、急遽ベリーに渡されたギター、1964年製ギブソン・ファイヤーバード Vがオークションに出品されます。最高で2万ポンド(約330万円)で落札される可能性があるという。オークションは英国で3月9日に開催される予定です。

ベリーは、1972年8月5日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたロックンロール・ショーでヘッドライナーを務めました。公演の終盤、彼のメイン楽器の弦が切れてしまい、彼のバック・ギタリストであるテリー・ギブソンは彼に自分のファイアーバードを手渡し、ベリーはそのギターでライヴを終えました。

交換の瞬間は撮影され、映像はネットにも投稿されています。また、その写真はベリーのアルバムのジャケット(再発版)にも使われました。

コンサートの後、このギターはテリー・ギブソンに返され、テリー・ギブソンは死ぬまでそれを持ち続けました。ソロ・アーティストとして、またセッション・マンとしても活躍したギブソンは2020年に亡くなり、ギターはその頃に現在の所有者である個人コレクターに移ったという。

ベリーがファイアーバードに持ち替えて演奏している様子は、以下の動画で1時間16分あたりから見ることができます。



以下はオークションにあわせて公開されたファイヤーバード Vの演奏映像