Chuck Berry - The London Rock and Roll Show 1972 (Image credit: Gardiner Houlgate)
チャック・ベリー(Chuck Berry)が1972年にイベントでヘッドライナーを務めた際、演奏の途中でメイン・ギターの弦が切れてしまったため、急遽ベリーに渡されたギター、1964年製ギブソン・ファイヤーバード Vがオークションに出品されます。最高で2万ポンド(約330万円)で落札される可能性があるという。オークションは英国で3月9日に開催される予定です。
ベリーは、1972年8月5日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたロックンロール・ショーでヘッドライナーを務めました。公演の終盤、彼のメイン楽器の弦が切れてしまい、彼のバック・ギタリストであるテリー・ギブソンは彼に自分のファイアーバードを手渡し、ベリーはそのギターでライヴを終えました。
交換の瞬間は撮影され、映像はネットにも投稿されています。また、その写真はベリーのアルバムのジャケット(再発版)にも使われました。
コンサートの後、このギターはテリー・ギブソンに返され、テリー・ギブソンは死ぬまでそれを持ち続けました。ソロ・アーティストとして、またセッション・マンとしても活躍したギブソンは2020年に亡くなり、ギターはその頃に現在の所有者である個人コレクターに移ったという。
ベリーがファイアーバードに持ち替えて演奏している様子は、以下の動画で1時間16分あたりから見ることができます。
以下はオークションにあわせて公開されたファイヤーバード Vの演奏映像