レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)の最後に残った創設メンバー、ギタリストの
ゲイリー・ロッシントン(Gary Rossington)が死去。バンドのSNSアカウントで発表。71歳でした。死因は明らかにされていませんが、ロッシントンは長い間、心臓の問題を抱えていました。
以下、バンドの声明より
「私たちの兄弟であり、友人であり、家族であり、ソングライターであり、ギタリストであるゲイリー・ロッシントンを今日亡くしたことを、心からのお悔やみと悲しみをもってお伝えしなければなりません。
ゲイリーは今、天国でスキナードの兄弟や家族と一緒に、いつものように素敵な演奏を聞かせてくれています。
デール、メアリー、アニー、そしロッシントン・ファミリーのために祈りを捧げ、この困難な時期に家族のプライバシーを尊重してください」
ゲイリー・ロッシントンは1951年12月生まれ。1964年、友人のロニー・ヴァン・ザントやアレン・コリンズらとバンドを結成した。このバンドは当初、マイ・バックヤードと呼ばれていたが、その後、1969年にレーナード・スキナードと改名した。
ロッシントンはリードギターとリズムギターを担当し、後にサザン・ロックと呼ばれるバンドのサウンドを形成する上で大きな役割を果たした。特に「Simple Man」「Tuesday's Gone」での演奏や「Free Bird」でのスライドギターは、ロック界を代表する瞬間となった。
1977年10月、ミシシッピ州で起きた飛行機事故の生存者の1人で、事故により、レーナード・スキナードのバンドメイト、ロニー・ヴァン・ザント、スティーヴ・ゲインズ、キャシー・ゲインズらが亡くなった。
ロッシントンは、2021年7月の緊急手術を含め、ここ数年の間に何度か心臓の手術を受けていた。ロッシントンは2022年、体調不良のため再びステージから身を引く。2023年にはいくつかのコンサートで復帰することが予想されたものの、実現はしなかった。