ブラック・フラッグ(Black Flag)、
ディセンデンツ(Descendents)、
ミニットメン(Minutemen)、
ハスカー・ドゥ(Husker Du)、
ミスフィッツ(Misfits)などの名盤を世に送り出した、米国の伝説的パンク・レーベル、SSTレコード(SST Records)のプロデューサー兼エンジニアであるSPOTことグレン・ロケット(Glen Lockett)が死去。元SST共同経営者のジョー・カルドゥッチのSNS投稿によると、SPOTは2021年末に線維症で肺の機能が損なわれ始め、酸素吸入をしていましたが、3ヶ月ほど前に脳卒中で入院。米国時間3月4日未明、ウィスコンシン州シボイガンの医療施設で亡くなりました。72歳でした。
SSTレコードの長年の社内プロデューサーとして、SPOTは80年代アメリカのパンク・ロックの核となるアルバムを制作。彼がプロデュースした100枚以上のアルバムの多くは、パンクやハードコアの世界では正真正銘の名盤であり、このジャンル以外のアーティストにも影響を与えました。
主な作品は、ブラック・フラッグの『Damaged』『My War』『Jealous Again』ほか、ミニットメンの『The Punch Line』『What Makes a Man Start Fires?"』『Buzz or Howl Under the Influence of Heat』、ディセンデンツの『Milo Goes to College』、ハスカー・ドゥの『Zen Arcade』、ミスフィッツの『Earth A.D. / Wolfs Blood』、セイント・ヴァイタスのセルフタイトルデビュー作など。